ついにきてしまった。
お泊まり会とか、初めてや…
憧れがなかったわけじゃない。
ただ一緒に開きたいと思える友達が
できなかった。
ガチャ
れるは、全く偉くなんてない。
いつだって、周りに文句ばっかもって、
でも結局何も言えずに周りに合わせる。
そんな、ただの弱いやつ。
と、そこまで言って、笑顔をひきつら
せたこえ。
なんて言ったらいいかわからんくて、
結局そんなことしか言えない。
でも、こえは20年間、縛られ続けて
来たんだ。
さっき言ってた僕が見えるのは
珍しいって。
自分がいなくなって、その後
こえがみえる人はいつ現れる?
その確証なんてない。
じゃあれるがやんなくちゃ
いけないんじゃない?
こえらしからぬ、真剣な表情。
肩を掴もうとしたのか、手を伸ばして
きたこえ。
でもその手はれるに触れることなく
空をきった。
ニコッと、優等生スマイル。
でもこえは、ぷっと吹き出した。
と、一喝したのとほぼ同時。
コンコン、ノックの音
トコトコと、遠ざかっていく足音。
ふうっと、安堵の息をつく
また、課題に向き合い始める。
後ろでこえが、不審そうな顔をして
いることにも気づかず…











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。