職員用の部屋に着き 、 自分のデスクに腰をかけて仕事を振り返る
そういえば 、 此処に新入社員が来ることは 滅多にないので 新しく来た人は 全てのSCPの所に コミュニケーションを取りに周りに 行くらしい 。
つまりはしばらく大量の仕事続きってワケ
ほな 、 その仕事のついでに 、 極秘資料でも記憶しておこうかな 。
っと考えてる時に 通信機に連絡が入った 。
相変わらず雑な博士に 舌打ちをしたくなるのを堪える 。
無情にも切れた通信機に暴言を吐く 。
Keter の SCP資料を渡さないとか どれだけ 能天気 なのだろうか 。
それともただのバカか … 後者な気がするけど
ため息を吐きつつ 僕は 職員用の部屋を出た 。
辿り着いた SCP-0707とSCP-0110の収容室には 二重ロックがかかっていた 。
僕は軽く深呼吸をして 、 鍵を開けて足を踏み入れた 。
部屋の中にいたのは ミルクティーのような髪で一つ結びをされた 優しそうな 男のような SCP と 、 白髪赤眼 の 吸血鬼のような姿をした SCP 。
SCPたちは 楽しく談笑 を している 。
僕が名前を呼ぶと彼等は 此方を見た 。
一方は 優しく 、 もう一方は 睨むような 目つきで 。
名前を知っていることに触れたらキリがないから もう触れない 。
多分 あっきーな が 伝えた 。
SCP-0707は 私に触れられる程近くまで来て 止まった 。
SCP-0707 と SCP-0110 の 傍 に いる ネコ と イヌ を 僕は見た 。
SCP-0707 は 驚いたように 、
SCP-0110 は 警戒心が上がったように 、
声が出た 。
SCP-0707 は 納得したように ロトを撫でた 。
続くように SCP-0110は わんさんを 撫でている 。
撫でているSCPたちは Keterには 到底見えない 優しい目をしていた 。
僕は ロトのことを 撫でまわした 。
ロトは 顎下が弱かった気がするから 、
その辺を中心に撫でまわした 。
そう言って僕が踵を返すと SCP-0110が 僕の手を掴んだ
2人の言葉を無視し 、 別れを告げて収容室を出た 。
SCP-0110 と SCP-0707 は 深く ナニカ を 思い出すように 、 そう 話す 。
SCP-0707 と SCP-0110 は D-あなたの数字4桁 が 出て行った 扉を しばらく 眺め 、 再び 談笑するのであった 。
【 SCP-0707についての報告書 】
異常なし 、 ネコを撫でていました 。
D-あなたの数字4桁
【 SCP-0110についての報告書 】
異常なし 、 イヌを撫でていました 。
D-あなたの数字4桁
アイテム番号 : SCP-0707 「 天使の青年 」
オブジェクトクラス : Keter
特別収容プロトコル : 真っ白で光が差し込む教会のようなものがある収容室[規制済み]に保管されています。
説明 : SCP-0707は天使のような青年の外見をしています。[規制済み]のような外見の時もあります。SCP-1110と仲が良いと言っていました。当該生物の近くにいる[規制済み]という猫には触れないでください。
追加記録 : 昨日SCP-1110の収容室内で発見された他職員の[規制済み]が見つかる数時間前当該生物がSCP-1110の部屋に居ることを見かけたD-✘✘✘✘の[規制済み]が今日未明[規制済み]で発見されました。
アイテム番号 : SCP-0110 「 甘嚙みの狂犬 」
オブジェクトクラス : Keter
特別収容プロトコル : 光が差し込まない暗い吸血パックが大量に置かれた収容室[規制済み]に保管されています。
説明 : CP-1110はエルフのような耳をしていて八重歯があり、[規制済み]のような外見をしています。SCP-0707ととても仲が良いと言っていました。当該生物の近くにいる[規制済み]には触れないでください。
追加記録 : 昨日他職員D-✘✘✘✘の[規制済み]が見つかりました。当分当該生物のプロトコル内に立ち入らないでください。
ー 天使のような彼は 今日も偽る ー
ー 「師匠」に会うために 、 自分を犠牲にして ー
ー 吸血鬼のような彼は 今日も相棒を守る ー
ー 「恩人」に会うために 、 身を削って ー













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。