小説更新時間: 2024/05/18 12:40

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✟|慟哭|✟

✟|慟哭|✟
  • ファンタジー
  • 夢小説
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耳を劈く悲鳴が、私の慟哭を呼び起こす。
それでも、私は脳が死んでいるか心臓が死んでいるかで生死を判別してしまっている。
ただただ、私が生きているかを判別する仕事しか出来ない、命令されていないからそう成ってしまった現状。
あの時殺して、この時生かして。私の命は本部によって毎回書類上で別に保存される。
光の数ほど逆翻訳のような、兄弟、相棒、初対面でそういうことを言うことが増えていく。
あの時見た夢、流れ星の迷信は大人になるにつればかばからしくなって部屋をぐるぐると回る煙に掻き消される。
君以外の殲滅対象【汚物】は要らない、君だけが先祖なのだから。

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全2話
1,025文字
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