これは、ある日の出来事
あ、やべ滑った…!?
ま、どーせ大丈夫…だよね?←
こんないいタイミングで車なんて来るわけ……←
キキーッ
人生終了のお知らせやなこれが
ガッシャァァァァンッ
あー…これ死んだわ。
なんか体から体温が抜けていく。
自分の血が垂れてくのがわかる。
どんどん周りの雑音が遠ざかって、しだいに目の前も暗く、ぼやけていく。
あー…クソ…
どら焼き…食べそこねた……………←
ーーーーー
バッシャァァァンッ
つっめた!?
なに!?なんで私死んでないの!?
つーかっ、ふつー怪我人に何かぶっかける!?
意味分かんないんですけど!?
クッソ、ここの病院のやつに文句つけてやる…!!
って、え???
なんだこの偉そうなクソブスは
しかも絶対私こいつに水かけられたよね??
『転生先、稲荷崎のマネな件。』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。