僕達が通っているのは ある有名大学の附属高校で、
今日は二度目の二学期の開幕を宣言される日だ。
登校して校舎に足を踏み入れると早々 鼓膜を貫いてきそうな歓声 ⋯ というか叫び声が聞こえてくる。
その声の間から密かに聞こえてくる雑音に耳を向けてみると、今日もかっこいい私の旦那 ♡ だとか、いいやあの人はわたしの王子様だとか、そんなくだらないことで争っている女子生徒達の存在に気付く。
こんなことを友人の前で呟いたりなんかしたら
皮肉にしか聞こえないだろうから、勿論口にしてはこなかったけれど。
やっぱり
『 「 王子様 は 嫌いだ 」 』
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!