第53話

48. 協力
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2025/04/24 14:25 更新
あなたの下の名前side


あなた
"……これ、聞こえてるの?"

カゲチヨ
"!?"
ヒサメ
"!?"








氷電……ヒサメちゃんと、腐血…カゲチヨ

の顔を思い浮かべながら力を使う。









急に流れ込んできた声に、

2人とも驚いているようだったが








しばらくすると黙り込んでしまった。








あなた
"……"






少し気まずい沈黙が続く。














だが2人は次の瞬間、ハッとしたような声を発し、








ヒサメ
"ツヴォルフあなたの下の名前ちゃん……?"














とヒサメちゃんが言う。











私は自分のことを覚えててくれたのが

たまらなく嬉しくて、







あなた
"……ふふっ"







あなた
"正解!"





思わず笑みが零れた。














…こんなことをしている場合ではない。











そんなことを考えていると、

ヒサメちゃんが口を開いた。






ヒサメ
"……ねぇ、あなたの下の名前ちゃんって"







ヒサメ
"……トッププレデターなのっ?…"
















……そうではない。

でも完全にそうではないと言ったら嘘になる。









自分でも分からない。別にフィーアみたいに

トッププレデターに忠誠を誓ってるわけじゃないし。







……私はただの、"トッププレデターに売られる前の

記憶がある実験動物"に過ぎない。








あなた
"……まぁ、そうなのかなぁ"







私はそのヒサメちゃんの問いに、

曖昧に答えを濁して答えることしか出来なかった。












ヒサメ
"……ッ..."






ヒサメ
"じゃあ、あなたの下の名前ちゃんの目的は何…?"










私の目的、か……





今は取り敢えず…










あなた
"私の封印を解くこと……かな"









そう言うと、ヒサメちゃんとカゲチヨは、


心底驚いたというような声を上げていた。










ヒサメ
"ふ、ふふふ封印!?!?"


カゲチヨ
"それって大丈夫なのか!?!?"






……大袈裟に驚いている。


でも、非術師からしたらそうなるのだろう。







あなた
"落ち着いて落ち着いて!"



あなた
"物理的時間は流れてないから"




何とかパニックから抜け出そうと言葉を発する。













……だが、







カゲチヨ
"ゑ?"


ヒサメ
"物理的時間は流れてない!?"





……逆にもっとパニックになった。←













……違う違う。



こんなことをしている場合じゃない。






あなた
"……封印は一旦忘れて"

ヒサメ
"……!"













あなた
"ヒサメちゃん"









ヒサメ
"!"












あなた
"カゲチヨ"













カゲチヨ
"!"







あなた
"お願い……私に協力して"




今の私に言えることは、それだけだった。








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