第2話

STORY.1
318
2023/10/21 09:21 更新
あなたside
ピピピッ

お母さん
お母さん
まあ
ひどい熱
お母さん
お母さん
いま氷を持ってきますからね……
パタン

ばふっ
熱なんて……

もっとあがってしまえばいい……!!

もう……

どうなってしまったっていいんだ
(なまえ)
あなた
私は……
大事な

大事な友だちを……

ゴッ
裏切ってしまった……
私なんて死んだほうがマシなんだ……
阿部亮平
やあ
コペルちゃん
(なまえ)
あなた
おじさん……
(なまえ)
あなた
……
(なまえ)
あなた
おじさん……私ね……
阿部亮平
うん?
(なまえ)
あなた
みんなに対してとても……
(なまえ)
あなた
とても済まないことしてしまったんだ……
私がしてしまったことを

ぜんぶ

おじさんに話した次の日……

おじさんから渡されたのは……

一冊のノートだった
(なまえ)
あなた
       __________________________________
コペルちゃん、
いま君は、大きな苦しみを感じている。
なぜそれほど苦しまなければならないのか。
それはね、コペルちゃん、
君が正しい道に向かおうとしているからなんだ。
「死んでしまいたい」と思うほど自分を責めるのは、
君が正しい生き方を強く求めているからだ。
人間ってものの、あるべき姿を信じているからだ。
さあ、コペルちゃん、いまこそ答えを見つけよう。
ここには、君が決してゴマ化すことなく考えてきた、
気づきと発見が記されている。
おじさんのノートを最後まで読んでくれれば、
きっと君は、自分を取り戻せる。
あらたな一歩を踏み出すことができる。
僕たち人間は、
自分で自分を決定する力をもっているのだから。
______________________________________________
おじさんのノートは

おじさんが私の家の近くに
引っ越してきた日からはじまっていた

自分がこんな苦しい気持ちになって

私は、はじめてわかった

おじさんは私を「コペルちゃん」と
呼ぶようになったあの日から

ずっと私のことを導いてくれていたんだ

私が立派な人間になれるように____

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