私は上から見ていた。
あっちゃんが矢場久根にボコボコにされていた
私たちは下に降りた
矢場久根に威嚇するサド
私は息を切らすフリをしてあっちゃんに笑いかける
あっちゃんは驚きで目を見開いていた
ゆらりと立ち上がるあっちゃんに近づき
サドは言った
震えてるぞー、総長さん
矢場久根の人たちは私たちを囲む
さすがの矢場久根もサドを前にするとビビっている
………さて、力加減は2割くらいでいいかな
あっちゃんがメガネを外す
そこから襲ってくる矢場久根を
私たちは次々に倒していった
矢場久根は完全に戦意を喪失
まあ、半分サドの覇気の力のおかげかな…
総長は叫ぶが、生徒たちは逃げていった
取り残された総長はあっちゃんに向かって走るが
と言って倒れた
1発KOである
サドが決め台詞を決めた瞬間
すごい足音を立ててだるまが階段を降りてくる
しばらくだるまとあっちゃんは見つめ合う
次の瞬間、あっちゃんは目を逸らし口を開く
だるまをしっかり見て言うあっちゃん
すると足音が聞こえる
そう、サドが階段をのぼっていたのだ
…言っちゃ悪いけどサドはきっと負ける
私はあっちゃんを裏切ることになる
チームホルモンとも、歌舞伎シスターズとも、学ランとも、お別れかもしれない
そしたら…私は……、
しょうがないよね、これが私の選んだ道だから












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。