"ヒョン、僕の分まで頑張ってね"
"かいと、成功しないと怒るからね、!"
"僕らはずっとステージで待ってるよ"
"このタトゥーは僕らの勲章だから"
"お前の魅力は僕が1番知ってるんだよ
だから自信持ってよ、僕の相棒"
みんなで円陣を組み、手を合わせた。掛け声を言おうとソンビンが息を吸う。
9人の目が俺を捉える。その1人1人と目を合わせる。
ステージへと向かう階段を登る。最後の一段を超えると、眩しいほど俺らを照らす照明と割れんばかりの歓声
数えきれないほどの挫折を繰り返し、全てを諦めたくて明日が来ないで欲しいと願った夜も。1つのステージの成功を仲間と称え合った夜も。
朝になると、変わらず太陽が自分を照らすのだ。何度でも。無慈悲なほどに。
一度沈んでしまった太陽が、もう一度登ってくるように。もう一度、世界を照らすように。
俺はもう一度、輝こうと思う。1番高いところで。
~Une fois de plus 終~













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!