「では、第36回のスピーチコンテスト最優秀賞。神奈川県にお住まいの川瀬渓さんのスピーチです。」
アナウンサーがそう言う。
僕のスピーチはあれから多くのテレビでとりあげられた。
SNSでも「普通という概念を崩そう」というフレーズが拡散された。
近所の人は母に「渓さんすごいわね。」と言うようになったらしい。
また、あとから知った話だが、夜菜さんと瀬木はなんといとこだった。
少しでもこの世の中にある、おかしな普通という概念がなくなりますように。
新たな普通という概念が作られますように。
そう願って、僕等は今日も生きている。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。