・紅魔館のガーデン・
ある晴れた日、
幼いフランドールは珍しく、その羽を輝かせながら歩いていた。
フランはもじもじしながら美鈴を見つめる。
その姿を美鈴は愛おしく、正直可愛いと思っていた。
・紅魔館の廊下・
…カッカッカ
咲夜とレミリアは廊下を静かに手早く歩いていた。
咲夜はメモを取り出し、レミリアに報告を行う。
今から約300年前の事よ…
廃小屋の中は暖かい光で包まれているはずなのに、暗い。
外を確認している幼い吸血鬼が二人いた。
どごぉおん!
その途端扉が吹き飛ぶ。月明かりが小屋を照らすが、そこにもう二人はいない。
ザザザザザザザッ
草木を掻き分ける音と、怒号が響く。
夜は吸血鬼の味方だ。
人間は愚かだ。何も考えず、突っ込んでくる。
それが吸血鬼の人間への認識。
しかし__
目の前に広がる人間の叡智を前に、二人は焦りを感じていた。
ドドドドドドドドド…
銀色の
雨が降っている。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!