第4話

3話-知らない人
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2026/01/01 08:34 更新
火空 楽輝
火空 楽輝
(楽輝さんの部屋って、ここかな…?)
私はドアを開けてみる。
結構可愛らしい部屋。ここが楽輝さんの部屋だろう。
私が楽輝…だけど、落ち着かない。
他の人の体になったみたいで。
だって、記憶も何もない。
楽輝の記憶なんか、ちっともないのに。
なのに、私が、楽輝?
火空 楽輝
火空 楽輝
あれ、私今何考えて__
火空 楽輝
火空 楽輝
っ…
なんで私が楽輝なの?なんで?
だって、このリセット前は、きっと楽輝さんは兎波さんと楽しく過ごしてたのに…!
なんで?なんで?
何度も自分に問いかけた。
でも答えなんて見つからない。
…そりゃあ、答えなんてないから。


私が楽輝さんの楽しみを…奪っちゃったの?
火空 楽輝
火空 楽輝
(私、きっと疲れてるだけだ。)
そう、疲れてるだけ。
寝て明日になったら、こんなモヤモヤは吹き飛ぶ筈。
…はず。絶対。
私は布団にダイブ…したかったけど、丁寧に布団を整えて目を閉じた。
火空 楽輝
火空 楽輝
(夜ご飯は…いいや)
海橋 兎波
海橋 兎波
らてっ!!
…起きない。まあこれは寝てるフリだろうな。
ちょっとからかってやるか。
…記憶リセットからまだ2日目だけどさ。
海橋 兎波
海橋 兎波
起きて!!朝!!朝の9時!!
火空 楽輝
火空 楽輝
ちょ、だ、は、s、ええ!?嘘っ…ですよね!?
めっちゃ慌てたw
海橋 兎波
海橋 兎波
はい嘘ですw
火空 楽輝
火空 楽輝
くっっっっs………
海橋 兎波
海橋 兎波
怖いって
火空 楽輝
火空 楽輝
で、ほんとは何時なんですか?
海橋 兎波
海橋 兎波
7時
火空 楽輝
火空 楽輝
それならよかった
海橋 兎波
海橋 兎波
ちなみにラテの支度もう終わらせておいたよ
火空 楽輝
火空 楽輝
え神ですかぁぁぁぁぁ???
海橋 兎波
海橋 兎波
神です☆
海橋 兎波
海橋 兎波
ちなみに自分の支度はまだ終わってない
火空 楽輝
火空 楽輝
??????
火空 楽輝
火空 楽輝
何をしているのですか???
海橋 兎波
海橋 兎波
じゃ私支度してくるから
海橋 兎波
海橋 兎波
ラテは先に朝ごはん食べててー
火空 楽輝
火空 楽輝
はーい
…それにしても、ラテ
夜ご飯も食べないで寝ちゃったけど…
やっぱり、記憶のことで何か思うことがあるのかなぁ
…私だって…
海橋 兎波
海橋 兎波
楽輝には泣いた顔、見せたくないから



努力、してるけど…
辛いよ
「忘れてないよ」って言ってほしかったのに___
朝ごはん…ってどこに?
あ、パンあるじゃん。
まあ…勝手に食べても…いいかな?
私はパンを頬張った。
火空 楽輝
火空 楽輝
うまっ
やっぱパンは安定のうまさだよねー。
私はどちらかと言えばご飯派だけど。
あれ、ゆっくり食べてたら結構時間経ってた。
火空 楽輝
火空 楽輝
はやく行かなきゃっ
火空 楽輝
火空 楽輝
兎波さーん?
海橋 兎波
海橋 兎波
あっはいはい今行く!
あの人朝ごはん食べないのかな…まあいいや。
海橋 兎波
海橋 兎波
よしっ
火空 楽輝
火空 楽輝
あ、一緒に行くんですね
海橋 兎波
海橋 兎波
そりゃそうでしょラテが通学路わかんないんだから
火空 楽輝
火空 楽輝
…そうだった
海橋 兎波
海橋 兎波
私が案内してあげるからね
火空 楽輝
火空 楽輝
あ、ありがとうございます
私は兎波さんと一緒に学校へ向かった。
教室に入る。
教室の中は騒がしく、私が入ると一層また騒がしくなった。
MOB
あの二人いいよねー
MOB
あーわかるわかる
MOB
もう…………ててさw
MOB
前から……らしいよw
MOB
えまじかぁwなら……だったってことー!?
…うまく喧騒に混ざって会話が聞こえない。
私のことチラチラ見てきてるから私の話してると思うんだけど…
海橋 兎波
海橋 兎波
ほらラテはこっちの席だよ
火空 楽輝
火空 楽輝
あ、はい
柊 日菜
柊 日菜
あ、ラテさんラテさ〜ん…、!
火空 楽輝
火空 楽輝
ん、なんですか。
柊 日菜
柊 日菜
柊 日菜
柊 日菜
ラテさんは、本当に何も知らないの?

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