第12話

跡部景吾 【ヤンデレ】
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2024/06/13 10:00 更新
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速水あなた

三年

跡部景吾の恋人
氷帝学園
速水あなたSide
あなた
次の授業は…
確か美術だったはず…だよね?
移動教室だし早く行かないと

好きな教科は遅れたくない
やけに楽しそうだな?
と、後ろから手で目を塞がれた
この声は…
あなた
跡部さん…?
跡部景吾
流石だな
あなた
そりゃあ分かりますよ
好きな人の声ですから
跡部景吾
そうか
跡部さんは誇らしげに笑みを浮かべていた
嬉しそうで何よりだ
あなた
あ、そろそろ行きますね
授業なので
跡部景吾
………あぁ
そう言う跡部さんの表情は暗かった
あなた
跡部さんのところに行こうかな
昼休み、折角なので跡部さんとお昼を食べようと思った
この時間だと生徒会室かな…?



ガチャ
あなた
失礼します。跡部さん居ます?
跡部景吾
何だ?
あなた
お昼一緒に食べませんか
跡部景吾
いいぜ、ほら
そう言って私に手を差しだした跡部さん
私はその手を取って隣に座った
あなた
生徒会長も大変ですね
跡部景吾
慣れれば問題ない
あなた
流石ですね
私がお弁当を食べていても忙しいのかペンを離すことの無い跡部さん
何か食べないとお腹が空くし……あ、
あなた
跡部さん、口開けてください
跡部景吾
私はお弁当の卵焼きを跡部さんの口に入れた
突然のことで跡部さんは驚いていたけど
跡部景吾
甘いな
あなた
今日はちょっと砂糖を入れたので
跡部景吾
…急にどうした
あなた
お昼はちゃんと食べないとダメですよ
午後の活動が辛くなりますから
跡部景吾
そうだな
ふっと笑ってペンを置いた跡部さん
自分で言って何だが部屋のどこを見ても跡部さんの昼食が見当たらない

どうするつもりなんだろう…
あなた
あの…お弁当、ないんですか…?
跡部景吾
無いことはないがお前のそれが欲しい
あなた
ふふっ、良いですよ
結局、私のお弁当を全て渡す事になった
まぁ…跡部さんが幸せそうだからいいか


そして食べ終わったから残りの仕事をするのかと思ったら
跡部さんが私を抱き締めた
あなた
あ、あの?
跡部景吾
お前は俺様から離れるなよ
あなた
?……はい、勿論
この先、跡部さんよりも良い人なんて見つかるはず無い
翌日
廊下
男子生徒
あ、速水
あなた
ん?どうしたの
同じクラスの男子が声を掛けてきた
男子生徒
悪い、ノート貸してくれ!
あなた
写し忘れてたの?
男子生徒
そうなんだよ
この後、数学でさ…竹井だろ?だから!
あなた
仕方ないな…
教室に戻ってノートを取りに行こうとした
すると、後ろから手を引かれた
あなた
え?
跡部景吾
……
あなた
跡部さん?
跡部景吾
ちょっと来い
あなた
ちょっと!今、教室に…!
私は問答無用で空き教室に連れて行かれた





















あなた
あの…どうかしました?
跡部景吾
お前は俺様の事だけ見てろ
あなた
……少し変ですよ、跡部さん
何か…違う何かみたいな…
独占欲みたいな…
跡部景吾
変?どこが
あなた
ここって言える訳じゃないですけど…
前はもう少し優しかったと思います
跡部景吾
…お前の警戒心が無いからだ
あなた
警戒心って……ただノートを借りに来てただけでは…?
跡部景吾
男の思惑なんて分からないだろ
そう言って私を抱き締めた跡部さん
何だろう…この人の言葉は信用できる筈なのに違う言葉に
聞こえてきた……危ない薬でも飲んだみたいに…

跡部景吾
お前は俺様の傍で生きていればいい
あなた
……
その言葉は一見、告白のように聞こえるけど今の私には
怖い何かに聞こえた
多分、この人からは逃げられない
えー…更新に結構時間がかかりました…
跡部さんでヤンデレってどんなのだろうと迷走していたらこんなに掛かりました…

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