静けさで満ちた沼地。
そこに茶色いスカーフを巻いたスケルトンが居た。
インクは仲間の名前を大きく叫んだが、帰ってくるのは静寂のみ。
インクはスカーフに書いた今迄の経験を元に少し考えたが分からなくなり、探索を続けるという行動をした。
インクは小山“のような物”によじ登り、そこから辺り一帯を写生しようとスケッチブックを引っ張り出した。
インクがそう言い、その場に座った瞬間。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
インクは焦って口から黒いインクを吐いた。
インクが小山だと思っていた物は、一対の大きな角を持ったとてつもなく大きな生き物だった。
「ゴォォァァァァ!」
問答無用と言う様に、インクはハンマーのような尾で空高く吹っ飛ばされた。
「ギァァオ……」
「ギァァ……?」
「……」
※バスターはスキュラの相棒のディノバルド。
スキュラにしてはネーミングセンスが崩壊していない名前である。
崩壊している例
レックスの相棒のきゅうり
グレアの相棒の名前案のヤマブシタケ(今はパオという名前)
「ギァ……」
スキュラとバスターが話していると……
上空から何かが飛んできた。
それは、何故か空中を飛んでいるインクだった。
「ギァァッ」
スキュラの指示を聞き、バスターは少し下がった。
スキュラは飛んできたインクを受け止めようと手を大きく広げた。
「ギァァッ」
スキュラとインクが歓談していると、辺りに地響きが鳴り始めた。
「ギァァッ!!!」
インクはスキュラの前に移動した。
「ギァァァァァッ!!!」
「ゴォォァァァァ!」
灼熱の大剣と沼地の尾槌。
斬撃と打撃が繰り広げる乱闘が始まろうとしていた。
スキュラはインクの横から腕を伸ばし、鞍の持ち手に手を置いた。
「ギァァァァァッ!!!」
カキンッ
「ゴォォァァァァ!!!!」
ズガンッ
「ゴォォァァァァァァァッ!!!」
「ギァァァァァッ」
スキュラの指示を聞いたバスターは尾を地面で研ぎ、赤熱化させてドボルベルクの頭の角に斬りかかった。
「ゴォォァァァァァァァッ?!」
「ゴォォァァァァ……」
脳味噌に1番近い角に斬りかかられたドボルベルクは、少しフラフラとしていた。
スキュラは左手に付けている絆石を掲げた。
辺りに絆石の光が降り注ぐ。
「ギァァァァァッ!!!」
バスターは咆哮し、尾を地面で研ぎながらブレスをドボルベルクに命中させた。
ブレスを命中させた後は飛び上がり、斬撃がXの形になるように空中から斬撃を飛ばした。
大きくXと刻まれた地面は、辺りを巻き込みながら爆発を起こした。
そう言うとスキュラはバスターから降り、インクも降ろした。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!