事態は、混沌と化していた。
クリスマスツリーのてっぺんに、誰が星を飾るか問題。
さっきからずっとこの調子。
そう言って差し出したのは、星型のオーナメント。
ドタドタと地団駄を踏む。
この場を解決すべく、零くんが動く。
そう言って、2人を抱き抱えた。
零くんのその言葉に、2人とも頷く。
2人で星を飾って、ツリーは完成した。
サンタさんへの手紙を、穴あけパンチで穴を開けて、そこに紐を通す。
そして、ツリーの枝にかける。
あなたの子どもの名前(女の子)は、ツリーの枝にかかった手紙とツリーの上の方を見比べ、手紙を外す。
あなたの子どもの名前(女の子)の指示通り、ツリーの方に寄る。
それから、あなたの子どもの名前(女の子)はてっぺんの星が飾ってある辺りに手紙をかけ直した。
どうしてかけ直したんだろう。
確かに、この位置の方が立ったままでいいので見やすい。
サンタさんへの思いやりだけど、私たちに気を使ってくれたみたいで嬉しい。
少し屈んでサラリと頭を撫でると、羨ましかったのか、あなたの子どもの名前(男の子)も同じことをしようとする。
隙あらば喧嘩しようとする。
気持ちは分からなくもないけど。
とかいいながら、サラッとあなたの子どもの名前(男の子)を抱き上げ、あなたの子どもの名前(女の子)の手紙と同じくらいの位置の枝にかけた。
あなたの子どもの名前(女の子)とあなたの子どもの名前(男の子)の欲しいものを改めて確認する。
あくまでも、スーパーに行く体で。
しかし、こんなときに限って一緒に行きたいとか言い出すんだよなぁ。
ほら。
いつもは行かないっていうくせに。
駄々をこねるあなたの子どもの名前(男の子)を零くんに任せて、おもちゃ屋へと向かった。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。