第4話

#.3
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2025/08/22 08:07 更新







Kyosuke.















「.......はぁ.......」






口を開けばため息ばかり。

目の前に窓越しに広がる青い空は澄んでいて、どこまでも広い。


それと反比例するように、俺の気分は沈んだ。




なんでこんなことになってるんだろうなぁ。






ぼーっと、シャーペンを握る手と、無造作に開かれた数学の問題集を見つめる。

数字はぐちゃぐちゃ。


もともと頭なんてよくないけれど、字はここまで汚くなかったような気がする。

まあ、何もしなくても震えているような、頼りない手では書けないか。





昨日は調子良かったのにな。
ちゃんと書けたのに。




使ってもいないくせに、ペンを握っているだけで重労働だと訴えてくる俺の手を、自嘲気味に笑って。

.......悔しくなって、握り込んだ。




野球はできなくなった。

歌うこともできなくなって。




何も残っていない。

......まあ、残ったところで今更どうにもならないし。




胸に手を当てたら、とくとくと頼りない音がして。






ベッドで何もできずにいる自分が、

笑えるほどにみじめだった。










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