sm side
思わぬタイミングで告白してしまった
無理なのはわかってた
これを言ってもいいことは何もない
そう思うと涙が込み上げてきたけど…
驚いた顔で固まってしまったので、慌てて声をかけた
そう言って部屋を飛び出した
そりゃ驚くよな、僕からの告白なんて…
あんな顔をさせてしまった
僕がリノヒョンを好きになったりしたから
もうあの幸せな時間が二度とないんだと
思うと辛くて涙が止まらなかった
それから僕は、リノヒョンを避けるようになった
顔を見ると泣いてしまいそうだったし
ちゃんと振られるのも嫌だった
答えは分かっているのに改めて言われるのも
リノヒョンに言わせるのも嫌だった……
リノヒョンとまともに話さなくなってから
しばらく経ったある日、めずらしく急に休みが決まった
そのせいかとても忙しくなり、みんなとバラバラに
スケジュールをこなす日が多くなった
今は忙しい方がありがたかった
でも、忙し過ぎたのか歌が上手く歌えなくなってる気がする
歌が歌えなければ僕がいる意味が無いのに……
不安に襲われ毎日深夜まで歌の練習をしていた
コンッコンッ
夜の12時を過ぎた頃、チャニヒョンが練習室に来た
チャニヒョンには全て見透かされてる
そう感じたのでこれ以上は抵抗しなかった
さっさと荷物をまとめ、一緒に帰った
チャニヒョンにだいぶ心配かけちゃってるな…
自分の振る舞いが周りを
巻き込んでいることに気づかされた
ちゃんとしないと……
チャニヒョンと別れ、家に帰ると
誰もいないはずのリビングに誰かいた
bc side
スンミンと別れ宿舎に帰るとなかは賑やかだった
フィリックスはヒョンジンに抱きつかれたまま飲んでいた
そう言うとヒョンジンが
フィリックスの頬を両手で包みキスをした
目の前で激しめのキスをしだしたので手で顔を覆った
ハンの声でハッとなりヒョンジンの肩を掴んだ
みんなが盛り上がるなかひと言だけ
リノにメッセージを送った












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。