本当にいつ払ったのかわからなかった。いつの間にかお会計をしていてくれて、
とてもスマート。
お店を出るときも重い扉を開けて先に通してくれて、どこまでも優しい。
まだお昼過ぎ。今日は穏やかなとてもいい天気。久々に予定もない。
家帰ってたまった洗濯物でもかたづ…
しばらく歩いてついたお店は、ハワイテイストで白を基調としていて、大きい窓がある明るい店内だった。
観葉植物がところどころに置いてあり、座り心地が間違いなく良さそうなソファにはヤシの木の柄のクッション。
サーフボードも立てかけてあり、吹き抜けになっている高い天井にはシーリングファンが回っている。
そういえば、これもまだ本人たちには言っていなかったけれど、今度会社総出でハワイに行くのだ。
一応カメラは回すと社長は言っていたけれど、完全プライベート。
そろそろ伝えても良かったはず。
思ったより大きい声が出て、ぱっと口を手で覆う。恥ずかしかったのか、耳が真っ赤だ。
口を隠したまま、目線だけこちらを向く。
口元は見えないが、にっこにこなのが伝わる。
基くんのくっしゃくしゃの笑顔をみると、心臓がぎゅっとなる。
自然にこんな顔してくるの、ずるい。
なんだか顔が熱くて、基くんと同じものを、と頼んだアイスカフェオレを一口飲む。
みんなと1週間一緒か。
どんな服装が好きかな。
一瞬、その人の顔を思い浮かべて、すぐかき消した。
カフェオレの氷が溶けて、カランと音が鳴った。
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IMP.1周年おめでとうございます🎉🎉🎉
ずっとみんな横一列で、ずっとPINKY.で
いさせてください!!
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!