チソンに言われたカフェに一足先に行きアメリカーノを頼んで椅子に座る
俺はいつも持ち歩いている本を片手にコーヒーを飲みながらチソンを待っていた
何分ぐらい経ったのだろうか
前から視線を感じ読んでいた本から目を背けて前を見る
いつの間にか到着していたチソンがいた
全くヒョンったら、なんて少し呆れた表情をしてココアを飲むチソン
チソンの舌はまだ子供なようで良かった
少し微笑んだだけで怖いなんて、全く誰が教えたんだか、
久しぶりに見たチソンは最後に会った時よりも痩せていて声が低くなっていたように感じる
さっきまでしていた少しのおふざけとは異なって少し真面目な雰囲気になる
実は、さっきまで不安だった
チソンと普通に会話ができるのかって、
チソンと話したのはチソンが中一の時ぶりだから少し緊張していた
それ故に心のどこかに黒色のもやもやっとした何かがいたんだと思う
でも良かったよ。お前とまた、こうやって話が出来て
両親を早くに亡くして兄弟だけで暮らしていくってなった時、まだ小学4年せいだったチソン
そんなお前が16歳という若さでここまで活躍できているのは凄いよ、
チソンが言うあの時とは、マークヒョンと俺でチソンを説得した時のことだろう
昔からチソンは小説が好きで母さんが頻繁に図書館に連れていっていた
そのためか、書く力が身について感想文や意見文ではよく賞も貰っていた程だった
実は両親に隠れて少し小説のような、物語のようなものも書いていたぐらいチソンは小説というものに目がない少年だった
でも両親をなくした時から小説なんかに目もくれず、マークヒョンや俺の手伝いに励んでいく毎日だった
やめてよね笑
なんて切ないような笑みを浮かべる
少し目を見開いたチソン
かと思うといつも通りにもどった
少し強ばった表情をしながら無理に笑っているチソン
"思い出させないで"
とでも言いたいのか俺の方に少し睨みをきかせる
あぁ、チソンア。こんな兄貴でゴメンな
発言しようとした俺を止める
そういうと泣き出すチソンイ
小さい体でここまで頑張ったんだよな?
辛かったよな?ごめんな、
そんな気持ちが一気に溢れてきて少し息ができなくった
マークひょんはチソンをだきしめている
チソンイ?お前ならできるよ、。大丈夫。
涙を少しうかべなら誇らしそうに話すチソンイ
あぁ、なんだ、。
お前はもう立派な人じゃないか
固く決心した声でそう誓うチソン
迷いなんてない。だって俺とマークヒョンのたった一人の大切な弟だから
死ぬまで応援させてよ















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。