シャオちゃんが俺の姉について聞き出して来た時、
脳内がフリーズして、
体中の神経が全部切れたみたいに動けなくなった
何で俺の姉ちゃんのこと知ってるん??
誰にも、言ってなかったよな、??
俺がちっさい時何してたかもバレたんかな?
引かれるかな??
また離れていくんかな??
折角、仲間と思える奴等に会えたと思ったのに、
違うかったんかな。
過去のトラウマが刺すように脳に流れていく
放心状態に陥った俺を見てシャオちゃんがあたふたしてるけど、何も分からんし喋れへん。
嗚呼、声が聞こえん__、暗くなっていく_____
バタンッッッ
視界は暗転_______、
kn side
大先生が倒れた
理由は分からへん
医務室に無理やり連れてきて、
今はまだ、安静にして置くことしか出来ないらしい
目元に酷い隈をつけて眠る大先生を前に、
シャオロンが焦ったように俺に聞いてくる
シャオロンがあの時大先生に聞いた質問__、
大先生は、治安が悪いで有名な繁華街で蹲ってたから、
俺が家に連れてきて、飯を食わしたり色々やった。
家庭環境が悪かったのは目に見えてたけど、
倒れるんは予想外過ぎるやろ………
何時も通り、帰りたい家も無くて臭い夜の街をほっつき歩いてたら、何処からか苦しそうに咽る声が聞こえた
あまりに辛い顔してたから、
一緒かと思って俺もちょっとだけ話すことにした
"お前、俺と一緒にこおへん??"
大事な友達であって、家族であって、相棒。
なぁ、お前も俺に隠し事するん??
結局全部嘘ばっかりやったん??
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。