""の中は韓国語ってことにしてください!
突然の転勤で、日本に住むことになってしまった。折角韓国の大きな事務所に入っていたのに...
学校では、韓国からの転校生という珍しさでみんなが優しく話しかけてくれたり、お洒落な女の子達が韓国語を学んでいて、「勉強になるし、楽しいから」と言って先生の言葉を韓国語に翻訳してくれた。
ある日、学校で配られたプリントの中にダンスバトルのチラシが入っていた。
正直、そこからの記憶は無い。多分、がむしゃらに家に走って帰り、スマホで出場届を出した。
次の日には友達に『どうしてあんなに走ってたの?』と聞かれたのを覚えている。
ダンスバトルを初めてから大体2年が過ぎた冬。私は14歳になっていた
ダンスバトルは凄く楽しかった。話さなくてもダンスで会話できる。もちろん多少のコミュニケーションは日本語で取れるようにもなった。
今日のダンスバトルの相手は、ゴツくて...筋肉もりもりの...なんというか、ゴリラ...っぽい人だった。
すごく早口でなんて言ってるかよく分からない...
私のことを知っている周りの人達は、このゴリラさんがどうダンスでボコボコにされるのか期待している目をしていた。
〜〜〜♪
BE:FIRST 『Milli-Billi』
ビー...ファースト?だっけ...お母さんがオーディションで見てたような...
ぼーっとしてたら相手が知っている曲だったのかな。先に踊り出したと思ったら、ずっと私の事を煽るような踊りをしてくる。
サビ前で私に出番を譲ってきたコイツ。
『sorry もう ain't no stoppin' us 下がりな boys
持ってくのさ all in Gotta get in now〜♪』
『Milli-billi, milli-milli, bimilli-bimilli』
音、取りにくいけどこれ踊るの
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。