Leo side
元日の朝、神社の前はまだ人が少なかった。
別々の場所で年を越して、こうして現地集合するのも、
もう慣れている。
先に俺が気づいた。
鳥居の近くで手袋を外しながら待っている
サンウォナの鼻が寒さで少し赤くなっていた
——かわいい。
そう思った瞬間
この人のことが大好きだということを
再確認した気持ちになる
サンウォナの前に行き声をかけた
le「ごめん、寒かった?」
俺がそう声をかけると
サンウォナは上目遣いをし
少し照れたように笑う
sw「ヒョンっ…うん、ちょっとねㅎ」
その“ちょっと”が嘘なのも、鼻の赤さで分かる
俺は何も言わずに一歩近づいて、自然に隣に並んだ
二人で参道を歩き、並んで賽銭箱の前に立つ
肩が触れそうで触れない距離
手を合わせるサンウォナの横顔をちらっと見る
静かに祈る表情が、やけに大人びて見えて
でも寒さの名残は消えていない
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参拝を終えて、俺らはおみくじを引いた
サンウォナが先に開いて、少しだけ眉をひそめる。
sw「……恋愛、あんまりよくないって」
そんな小さく言うその声に即答する俺
le「そんなの、ならないから安心しろ」
迷いも間もなかった。
サンウォナは一瞬きょとんとして
それから一気に顔が赤くなる。
sw「……そういうこと、普通に言わないで..////」
le「事実じゃんㅎ」
からかうわけでもなく真剣に言われて
サンウォナは言い返してこない
耳まで赤くなっているのを見て
また愛おしさが溢れる
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神社を出て、帰り道。
自然に手をつなぐ。
恋人繋ぎではないがこれくらいが
俺らにとっては心地いい。
しばらく歩いていると
サンウォナの歩く速度が少し遅くなったことに気づく
横顔を見ると、笑ってはいるけど
どこか寂しそうだった。
le「……どうした」
俺がそう問うと
サンウォナは一瞬だけ視線を逸らす。
sw「ううん、なんでもない」
でもその答えが“本当じゃない”ことくらい、分かる。
俺は足を止めて、手を引いた。
le「うち、寄ってく?」
その言葉に、サンウォナの顔がぱっと明るくなるㅎ
sw「……うん!」
即答だった。
さっきまでの寂しそうな顔が消えて
笑顔になった
その反応が可愛くて愛おしくて
俺は小さく笑って、手を握り直した。
元日が終わっても
2人で一緒に帰る家がある
いつかは2人だけでずっと住める家ができれば良いな
そう思いながらサンウォナの手を強く握った
end________
サンリオが多かったのでサンリオです😘












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!