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第27話

暖かく
72
2026/01/10 00:21 更新
レモン
クレオメ様!
おかしいと思った。
昼食をいつもなら11時半に用意するのに、
11時31分になっても来なかった。
時間を厳守する人なのは分かりやすかった。
レモン
クレオメ様、聞こえますか…!
クレオメ
……
レモン
クレオメ様…
クレオメ
レモン
えっと…紙とペンです、書けますか?
クレオメ
ッ、ーー
手が動いてない…?
レモン
クレオメ様。分かりますか…?
レモン
レモンです。えっと、東雲彰人…!
レモン
わかったら右手に力入れられますか?
クレオメ
レモン
聞こえてる、か…よかった。
レモン
えっと、ここにいてください!
クレオメside

起きた。目をゆっくりとあけた。
そこには、レモンがいた。
クレオメ
(怖い、)
動かない、
レモン
えっと…紙とペンです、書けますか?
嫌だ、なんで、

動いてよ。

なんで、なんで…?
レモン
クレオメ様…?分かりますか?
レモン
レモンです。えっと、東雲彰人…!
レモン
わかったら右手に力入れられますか?
暖かく、熱を持った手が私の手を握った。
子供のような、体温だった。
暖かかった。
レモン
聞こえてる、か…よかった。
レモン
えっと、ここにいてください!
やだ、待ってよ。行かないで…
おいて、いかないで。
レモン
クレオメ、様?
クレオメ
…、
涙が、溢れた。
レモン
クローバー様にお昼はお願いしますね。
レモン
あと、バーベナ様と鳳仙花様にお願いして早く帰ってきてもらいます。
レモン
…もし、よければここで電話してもいいですか?
レモンside

急に泣き出して、どうしようかと思った。
だが、安定してきたらしい。
ここで電話するだけなら大丈夫そうだ。
レモン
じゃあまず、クローバー様に…

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