『距離』
前まで描いていた“距離”とはちょっと設定変えてます。前のは消しますね、すみません💦
🐰ジョングク
🐯テヒョン
🦅ダヒョン
🐶ツウィ
✻
🐰
小5の冬、父親の転勤で俺は生まれ育った街を離れることになった
親友と友達…そして好きな子もいて、思い出がたくさんの街を出たくなかったけど、小さかった俺にはどうすることも出来なかった
あれから約5年
俺はまたこの街に戻ってきた
入学式を終え、教室に向かっていると、
「………グク、?」
後ろを振り向くと、そこには俺の親友が立っていた
「おま、帰ってきたのかよ!?連絡しろよ!」
「あぁ。ちょうど一昨日な」
「まじかよ〜。イケメンになりやがって!」
「そういうお前もな」
長い間会っていなかったのにあの頃の心地良さが蘇ってくる
「テヒョン〜早く行くよ〜」
後ろから女子がテヒョンを呼ぶ
「………ダヒョン?」
「へっ、誰?…………グク!?」
「おう」
「戻ってきたの!?え、ちょ、え!?ツウィー!ちょっとこっち来て!」
「何、ってえ、グク?」
「おう。ツウィデカくなったな」
「それ女の子に言っちゃいけない言葉」
「え、悪ぃ。褒めたつもりなんだけど……」
「ふふっ、いいよ別に」
そう微笑むツウィもあまり変わっていない
俺、戻ってきたんだ
「まさかお前ら3人とも同じ高校とはな」
あの頃、俺ら4人はよく一緒に居た
俺が1番会いたい奴らだった
そしてダヒョンは俺の初恋の相手でそれは今も現在進行形
「俺ら小中高ずっと一緒だよな」
「ほんとほんと笑」
「高校からはまたグクも同じとか最高すぎるよな」
「これでクラスも一緒だったら凄いよね〜笑」
「「「「まじか」」」」
「やったー!また4人一緒!席も近いし!」
「うるさくなりそうだねぇ」
「「お前が言うな」」
昼前には学校も終わって4人でマックに行って5年分の話をした
「じゃ、俺らこっちだから〜」
「また明日〜」
「ツウィ〜テヒョン〜じゃあね〜!」
俺は2人の後ろ姿を見ながら、
「……なぁ、もしかしてあの2人」
「ふふ、気づいた?」
「付き合ってはないのか」
「お互い好きなのにさ、告白しないの。中学の頃から両思いなのにさ」
「ふ〜ん」
「あの2人どっちもモテるんだよ。どっちかが告白される度に2人とも焦ってんの笑 私も苦労してんだよ」
「そうか」
俺のいない間にみんな変わっていってるんだよな…
入学して早1ヶ月
「グク〜」
「んぁ?」
「はいこれ」
「………っ!」
「ちょ、私からじゃないって!」
「は?」
「えっとね、5組の子から」
「いらねぇ」
「いや、受け取れ」
手紙を無理やり押し付けながら俺の前の席に座るダヒョン
「あんたもモテますなぁ」
「知らんヤツにだけどな」
「好きなタイプは?」
「……また何か頼まれたのか」
「うぐっ……タイプくらいなら教えてあげてもいいでしょ?」
「でもそれを何でダヒョンに聞くんだろうね」
テヒョンがそう言いながらやってきた
「ダヒョンもそういうの断りなよ。グクに直接聞け!って」
「いや、まぁ、そう、だよねぇ……」
「あの、ダヒョンちゃん、ちょっといいかな」
「え、あ、うん」
知らない奴とダヒョンは教室を出ていった
「誰あれ」
「知るか。告白だろどうせ」
「………は?」
「ダヒョンもモテるんだよなぁ、中学ん時から」
「……そんでツウィも」
「 ……」
「お前ほんっとわかりやすいよな。うかうかしてるとダヒョン取られるぞ」
「はぁ!?……なん、で」
「親友舐めんな笑 多分ツウィも気づいてる」
「まじかよ、なら、」
「ダヒョンは気づいてないから安心しろ笑 あいつ超鈍感だから」
「そうか………お前もツウィ取られるぞ」
「………うっ」












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!