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第14話

最終話「歴史の終幕」
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2019/08/03 21:44
全ての歴史を聴き終えた貴女は、最後に問いかける。

)それで、大は里津花はどうなったんですか?

ゆっくりと立ち上がり、語るダイ

ダイ)大は向こうに消えたまま、悪魔との戦いに生涯を費やした。

王廟を見上げ、

ダイ)里津花のその後は、まだ知らないんだ。

夕陽が差し込む、眩しさに視界を奪われた
その時、

)おーい!アンタかね?このツキノ神皇国の話を聞きたいのは?

声に振りく、そこにはお爺さんがいて

ダイ)遅れてすまんな、わしがこの遺跡群の研究をしとるダイじゃ!

)えっ、ダイさん?だって今!

さっきまでダイがいた場所には誰もいない

ダイ)ここにいたのはアンタだけじゃよ?

その言葉に貴女は混乱するのだった、






王廟の中、未だ人が入った事の無いこの部屋に
1人の騎士がたどり着く...

大)時間が掛かった、アンタは怒ってるんだろうな?

ふっ、と笑って膝を折る...あの日のように

大)近衛騎士、大。
ただ今、戻りました....我が王よ。

光が照らし、騎士を連れて征く.....

里)....お帰り



語られぬ、歴史...

地下から、戻った里津花は生き残った翼と共に志季を弔い、さらに王廟を建設した後、
王都を「マーレ」に移し、王として即位。
長らくの繁栄をもたらした。


終わり。

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