第3話

3
139
2023/03/13 10:14 更新
夜ご飯の時間か


また今日もママは帰ってこないかな
じゃあ自分で作るか
「今日は何作るの?」
「んーっと、カレーかな。」
そう言うと天使と悪魔は目を輝かせ
悪魔が
「俺、お腹すいてるから大盛りで、」
わかってますよ。
悪魔は食欲大勢だ
作ってそうやって食べてくれるのってすごい嬉しいんだよね。
一生懸命作ったかいがあるよ。
「いただきます」
普通の家族だったらみんなで囲んだ美味しいご飯を食べながら
ありがとうとか美味しいねって言いながら食べてるのかな。
その願いはきっと叶わないだろうな。
寂しそうにしていると悪魔が
「お前の飯は上手いだから元気だせ」
そういってきた
「悪魔のくせにいいこと言うじゃん」
「うるせぇ、早く食うぞ」
あははと天使と私で笑った
食事中に笑うの
一緒にみんなで
でもみんなってなんだろ
親や友達?
私は分からないや




ガチャッ


ママだ。なんでこんなに早く
「ママおかえり!今日ね、夜ご飯カレーな、、」
そこにはママと知らない男の人 
しかもママのお腹は大きくなっていた
「ママどうした、、の?」
「あぁ私この人と結婚するの。あとお腹にも新しい命があるのだからあんたもう要らないんだよね。」
急になんだろう、
この苦しさは
「まぁここにいてもいいけど私たちは帰ってこないから。じゃあね」
そう言うと出ていってしまった

「大丈夫?」
今何が起きたんだろ
ママが帰ってきてでも知らない男の人といて。ママは妊娠していた
なんで、?私悪いことしないで待ってたよ、?
それなのになんで置いていくの?どうして

そう考えているうちにいつの間にか涙が出ていた
「泣くなよ。泣くな」
そうだよ。泣いたら弱い人間になっちゃう
泣いちゃダメ
泣くな、泣くな私
「私は、何がしたかったんだろ。なんで生きてたんだろ」
「あっお前そこは…」
生きる希望なんてない
学校でも虐められて必要とされてない私は
少しだけでも家に期待をしていた
いつかママが私と暮らしたいって言ってくれて
暮らせるんじゃないかって
でももうそんな願い叶わない
どんなに願っても、いいことをしても
叶わないんだ



そう思うと家にあった包丁で
手首を切っていた
「あーっお前…」
そう言われ自分の腕を見ると
脂肪がぱっくり出ていて
いっぱい血が出ていた
流れている血を見ながら私は
「このまま死ねるかな」
そういった
でもそのあとの記憶はなかった
私は意識を無くしてしまったのだ




「…ここは、?」
私は包帯を巻かれた手首を見てそう言った
「お前の部屋のベット。お前リスカして大量出血で、倒れたんだ覚えてるか」
なんだ、なんで死んでないんだ
死にたかったのに。生きてたくなかったのに
「死にたかったの。私は、それなのになんで死なせてくれなかったんだよ。何も分からないのに、何も知らないのにそれなのに生きろって思うなよ…」
死にたかった
明日が来て欲しくなくって
もう目を覚ましたくなかった
リストカットで死ねるなら
死にたかったのに
ただ私の願いはそれだけ
死にたいって願いだけなのに
なんで叶わないんだろ
どうして、叶わせてくれないんだろう
神様は不公平だ
生きたくない人を生きさせる
生きたい人を殺してしまう
私は、私はこの世界なんか大嫌い

プリ小説オーディオドラマ