次の日。
家を出て最初の交差点にいたのは陸空。
まだ4月だっていうのに、ブレザーも着ないで寒くないんだろ?
学校への道を歩きながら、陸空が尋ねてくる。
聞いてきて興味なさげ!なんだこいつ!
…もともとですけど。
ふぇー、陸空ってこんなまじめでしたか??
中学生になって調子乗ってんな、こいつ
陸空は小学生の時からバスケをしてて、小4になる頃にはもうバスケバカになっていた。
気づくともう学校の近く。小学校までとあんま距離変わってないから、10分くらいでつく。
少し前には、陸空の友達が立っていた。
私の返事も聞かずに、陸空はその人の方へ走っていった。
取り残された私は仕方なく1人で歩き始めた。
教室に入るともう美桜ちゃんは席で本を読んでいた。
荷物をまとめていると美桜ちゃんが私の席まで来てくれた。
窓際の美桜ちゃんの席からは校門とその前に続く歩道が見える。そこで私と陸空を見たんだと思うけど…
最近やたらと言ってくるんだよね、美桜ちゃん。なんかニマニマしてる気がするし…
何かあるのかな??((((⇐鈍感
ま、まだとは??
そんな言い合いをして―
どちらからともなく大笑いしたのでした











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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。