第9話

居酒屋
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2026/05/27 20:00 更新
ー居酒屋の個室ー

少しそわそわしながら
スマホを見つめる康二


その画面に映るのは
高校時代のみんなが映る写真






仕事が定時で終わり
『今から向かいます』そうメッセージを入れて
指定されたお店に向かった

いつもより綺麗な服に髪型
化粧もちゃんと直してきた


"ただの同級生"に会うだけなのに


店につき
"待ち合わせ"と伝えると
『康二、もう来てますよ』そう言われて
個室に案内された



扉が開くと、康二が座っていた
あなた
お待たせ
向井康二
お疲れさん
ドキドキしながら康二の前に座った

店員さんにビールを頼み
ドアが閉まった



BGMがよく聞こえる
2人だけの空間、、、


向井康二
久しぶりやね
あなた
そうだね
卒業以来だもんね

ご飯を食べながら

卒業後の話
デビューの話
私の仕事の話をした



緊張を隠すように
増えていく空のグラス


それと同時にあなたの頬も赤くなり
表情も緩くなっていく
向井康二
あなた、お酒そろそろ辞めとき?
あなた
んー
向井康二
その感じ、お酒強くないやろ?


グラスの水滴を指で撫でるあなた
あなた
飲まないと、、、喋れないもん
あなたの目線が下がる
向井康二
そんなことないやろ、、





BGMが2人を包む




あなた
康二、アイドルとしてデビューしたんだよ?
アイドルと一般会社員、住む世界が違いすぎるよ


向井康二
俺は変わらへんよ








康二は変わらないかもしれない
でも環境は明らかに変わった


"ただの同級生の康二"ではなく
"アイドル向井康二"になってしまった



今みたいに簡単にあってはいけない人





向井康二
なぁ、次も会えるよな?

目に涙を溜めて
首を横に振るあなた

向井康二
なんで?
あなた
私と会っても
いいことなんてないよ?
向井康二
俺はあなたに会いたいから、会うんねん
少し怒った表情の康二



向井康二
俺な、ずっと後悔しててん
向井康二
俺のせいで
距離できたんも分かっとった
せやのに、俺がビビって
ちゃんと埋められへんかったから、、



あなた
昔の話だよ、、もう忘れよ?
無理して笑顔を作るあなた


向井康二
忘れられるわけないやん!
ずっと、ずっと、、
あなたが俺の心ん中におるんよ




康二の中にまだ私がいるんだ、、、

単純に嬉しかった

私だって、まだ康二が心の中に残ってる

、、、嬉しかったけど

6年という会わなかった時間
変わった環境
きっと気持ちだって変化している


感情も整理できてなくて
素直に喜べない



あなた
そんな事言われたって、、!
そんな事言われたって、、、




泣きそうなあなたを見て思い出す

『相手の負担』


宮舘が言っていた言葉






向井康二
なぁ、、聞いてもええ?
あなた
うん




向井康二
高校の時、俺ら
両想いやと思っとったんやけど
どうなんかな?


ゆっくり頷くあなた


それを見て、どこか安心した康二の表情
向井康二
そうやんな
また友達から、、始めへん?
あなた
友達、、?
向井康二
そう
また、よろしくってことやで


ニコっと笑う康二に
つられる様に笑うあなた
あなた
うん、、友達なら、、いいよ



こうして
ふたりの関係が再開した

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