田中「もう家行く?」
「あ、うん、」
田中「じゃあ行こっか」
「ありがとう(*´˘`*)」
田中「いいよ~」
車で20分程度・・・
田中「一人で行ける?」
「自分が必要なものだけ持ってくるので、」
田中「まぁある程度はのるから沢山持ってきな?」
「うん、」
部屋に入っても元彼はいないから急いでキャリーバッグに服いっぱい詰めて
ほかのカバンにもい~っぱい詰めて
シャンプーとかも全部詰めて
ちゃんと樹くんのグッズも持って…
「樹くんごめん、!」
「…」
元彼「お前なにしてんの?」
田中「連れ待ってるだけです」
元彼「ここ俺の家の敷地。」
田中「もうすぐ出てくので、」
「ちょ…、!」
田中「あなた行こっか」
「うん…、」
元彼「お前なにしてんの、?」
「荷物とりに来ただけで…、」
元彼「は?笑…今らぶほ住んでんじゃねーの?笑」
「いや…」
田中「俺の家来てるんです」
元彼「は?笑」
「…、」
田中「もうあなたと他人だから関係ないですよね?あなた行こ?」
元彼「あなた」
「なに…、?」
元彼「荷物全部置いてけ」
「へ…、」
元彼「いいから置いてけって言ってんだよ」
「嫌だよ…、」
元彼「だいたいお前らどういう関係?セフレなんじゃねーの?」
田中「なわけねーだろ?…」
元彼「じゃあなんだよ」
田中「彼女」
元彼「は、?」
田中「俺、あなたと付き合ってるんだけど」
元彼「どうせ嘘ついてんでしょ?」
田中「は?」
田中「…うそだと思うなら見てろ」
チュゥッ…♡
田中「これが証拠。俺の彼女」
元彼「ッ…意味わかんねぇし…ッ…」
「樹…くんッッ…////」
田中「ごめんね、?…いきなり、」
「その…ありがとうございます…///」
田中「ううん、全然。うち帰ろっか」
「うん、…」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。