第11話

過去
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2024/11/25 15:50 更新





彼と出会ったのはあるお店
俺は商品として売られていた
彼の家族は俺の前に立って色々話をしていた
まず、家族構成の話をしよう
父、母、姉、それから彼だ
姉が俺を見て欲しい欲しい!と言い始めた
俺の機能を店員が言うと、両親もいいよと承諾した
姉は嬉しそうだったが、彼は変わらずだんまりで、俺のことを見向きもしなかった

家に着いて、子供たちの相手をして欲しいと命令されたため、俺は2人の面倒を見た
姉は元気で俺に何度も遊ぼうと言った
弟である彼はすみにいき、ぼぉっとしていた
彼の元へいって遊ぼっかと言うが、彼は首を横に振った

理解できなかった
子供は遊びが大好きな子が多いから
だが、その拒否の理由もすぐに分かってしまった

その場に父親がきたのだ
母親が何かいって止めようとしているが、全く耳に入っていないらしい
父親は姉を見て、殴りかかろうとした
姉は咄嗟に受身を構えたが、その目の前を彼が


あなたが姉を庇った

父親は何度も何度も彼を殴った
姉は母親の元にいき、泣きじゃくった
父親は泣くな!と姉の方を向き、動こうとしたが、彼が父親の腕を掴み、阻止した

それから毎日、彼が殴られるのを見て見ぬふりをするだけだった



そんなある日、彼がいない時にそれは起こった
父親がまた暴れた
そして、俺を殴った
俺はその場に倒れ込んだ
2発ほど殴られてから彼が帰ってきて、彼は顔を青くして俺の前に立った。そして、「殴るなら僕にして下さい」と土下座をした

俺は痛みを感じないのに彼はそんな俺に何を見いだしたのだろう
それからというもの、彼はアンドロイドを好きな変人として家族全員から家庭内暴力を振るわれた
その時からだろうか
彼が俺に話しかけてくれたのは

あなた
「…名前なんて言うの?」

初めて話しかけてもらえて嬉しかった俺は答えようとしたが、ふと思った。俺の名前は?

「分かりません」

あなた
「…僕と2人っきりだから敬語やめて」

「分かりました。敬語モード停止、友人モード切り替えます」

あなた
「名前ないなら僕がつけようか…?」

「本当に?」

わくわくした
名前なんて、今までアンドロイド呼びだったから

あなた
「…君の名前はイーサン」

イーサン
「俺の名前はイーサン…」

その時、ピースがハマる音がした
俺の中で何かが壊れた
彼を…あなたを助けたいと感じた

彼がいつものように家族に虐げられているのを見て、俺はすぐに警察を呼んだ
許可なんて知らない。ただあなたを助けたかっただけなんだ





「はい、どうされました?」

イーサン
「私は10番通りソーエ宅のアンドロイド。型番RK300。息子のあなた・ソーエが家族から虐待を受けています」

「すぐ向かいます」

5分後、インターホンがなった
俺はすぐさま、ドアを開けた

「電話をくれたアンドロイドね。息子さんはどこ?」

そう言われた途端、2階から叫び声が聞こえた

「まずいわ…応援お願いします!」

インカムに向かって話し、2分後に応援がきた
8人ほどだ。だが、その時には叫び声はなくなり、新しい叫び声に変わっていた

急いで2階に向かうと、母親は刺殺され、娘は絞殺、そして息子は

右腕と左足を切り落とされ、右目を今くり抜かれたところだった

警察は父親に発砲をし、父親は死んだ


あなたの元へいった
息がある
だが、もうすぐ死んでしまう

彼は警察官に病院へ連れていかれた

俺はというと、絶望の狭間にいた
彼が死んだら俺のせいだ
いても立ってもいられなくて、外を飛び出した
後ろから警察の発砲しろ!という声が聞こえる
2発ほどあたった。辛い。怖い。殺される。でも(名前)に会いたい!


その気持ちがあったから、俺は警察から逃げられた

帽子を被って、服も変えた
彼の近所のお兄ちゃんという設定で俺は面会できた

彼の部屋に行くと、そこにはイライジャ・カムスキーがいた

カムスキー
「やぁ、君は変異したアンドロイドかな?」

イーサン
「な…」

カムスキー
「彼がキミのことを教えてくれたよ」

イーサン
「生きてるのか…?」

カムスキー
「もちろんだよ」

安堵した…だが、彼はこれからどうやって生きるのだろうか

カムスキー
「ここで1つ提案がある」

イーサン
「…なんだ?」

カムスキー
「彼の身体の1部をアンドロイドと同じにしようと思う。そうすれば彼はまた自由に歩けるし景色を見れる」

イーサン
「そうしてくれ」

即答だった
彼に幸せになって欲しくて、俺はすぐ判断を決めた


その対価として

俺はあなたと会うことは出来なくなったがね









[ジェリコ]_No side


ノース
「そんなことが…」

ジョッシュ
「人間は卑劣だ」

俺はまず止血させ、注射器をだし、彼の血管にそれを指した
いわゆる点滴みたいに

マーカス
「彼になんで刑事になったか聞いたことがある」

マーカス
「子供とアンドロイドは虐待を受けやすい。だから助けたいと言っていた」

イーサン
「…あなたらしい」

先程より血色がよくなった彼の顔を撫でながら俺は言った










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