かっ、こっ、と部屋の振り子時計が鳴り響いていた。
天井まで測ったかのようにぴったりとはまった棚には、一生かけても読み切れないのではないかと思うほどの本が蔵書されている。
それらを覆い隠すかのように、青くぼんやり発光するディスプレイが並んでいた。
いくつも並ぶそれに、ほとんどはなにも映っていない。
部屋は薄暗く、これといって電気もついていない。
電気、という言葉が似つかない雰囲気だった。
ゆらりと唯一灯されている、ランタンの明かりが揺れた。
黒い影がぴくりと動く。
細い指を青いディスプレイに伸ばした。
頬杖をつき、ありきたりな光景を見ていた影は、その映像を消した。
また、明かりが揺らぐ。
一瞬炎が大きくなり、影が色付いた。
太陽に当たれば煌めくほどに現実味のない銀色。
それが影の_____彼の、髪色だった。
中途半端に伸ばした髪が首元をくすぐる。
うざったそうに、その折れそうな指で払い除けた。
切ればいいのに、面倒くさいのかそれをしようとしない。
俯いていた彼は、部屋の壁にかけてある巨大な鏡を見た。
当たり前のように、自分が映る。
彼は〝ここ〟に孤独だった。
■■■■■を求めている。
それが誰であるかは、彼にしか分からない。
最後に二つ。
この度姉妹アカウントを立ち上げました。
私の好奇心と興味によりこんな企画を始めてみましたので
よければ拡散・参加してくださるととっても嬉しいです。
まだまだ枠が360枠くらい余ってますので気軽に覗きに
来てください……!
そしてもう一つ。
今日で今年は一旦作品更新をお休みしたいと思います。
理由としては、受験生だからという部分が大きいです。
忙しいときにも「誰か待ってくれているかもしれないから投稿しなきゃ」という思いが詰まってしまっている感じです。
この小説をこのまま打ち切りにするつもりは全く無いので安心してほしいところです。
次回更新目処は2月末から3月初頭になると思います。
ここまで読んでくださった方、本当に有難うございます。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。