〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(ピクシス司令の演説)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私達精鋭班はエレンの周りを囲みながら岩の方へ向かった。
ビリビリビリ⚡️
エレンが手を噛むと眩い光と落雷の音を出して巨人になった。
とりあえず巨人化には成功した。
後はエレンがあの岩を持ち上げられるかどうか…。
するとエレンの動きが少し変である事に気がついた。
ミカサの方へ歩きながら腕を出している。
まさかミカサを敵だと認識している…?
まずい!
プシューッ
ドガンッ!🤛
私はミカサを抱えエレンの攻撃をギリギリの所でかわした。
ドガンッ🤛
ザク…
またギリギリの所で避けられたけど、右手にレンガの破片が当たり怪我をしてしまった。
まずい…
なんと怪我したにも関わらず私の体に変化が無かった。
5年前のあの日以降、怪我をしないよう細心の注意を払っていたので”シュヴァンの力”が発現する事はなかった。
もしかしたら”力”を使いたいとか目の前の敵と戦いたいと思わない場合は発現しないのかも。
ただ、傷が再生し始めたので念の為に持っていたハンカチで手を縛って傷を隠した。
ミカサは私の腕を抜け、エレンの顔の前まできてエレンに一生懸命話しかけた。
ドンッ
リコ班長が信煙弾を発砲した音が聞こえた。
エレンはまだ巨人の力を制御しきれていないのだろう。
エレンの頸から声を掛ければ、今回巨人になった目的を思い出してくれるだろうか。
ボコッ🤛
エレンはまたミカサを狙ったけどミカサが避けたので自分の顔を殴ってしまった。
するとエレンは岩にもたれかかるように倒れた。
私は口に手を当ててエレンに向かって叫んだ。
ミカサはイアン班長等の方を凄い形相で睨んだ。
エレンを置いて行くだって…?
そうすればエレンは食われてしまう…。
私はミカサの手を握って刃を班長たちに向けるのを止めた。
私の言葉を聞きミタビ班長とリコ班長は固まった。
エレンはミカサと私の大切な友達だけど今は人類の希望でもある。
そのエレンを見捨てる事は託された責任を放棄する事に等しい。
私達の行動に人類の未来がかかっているんだ。
班長等も自分達に任された責任の重さを分かっているはずだから彼等にも考える時間が必要なのも分かる。
どうか、エレンを信じて欲しい…。
リコ班長は納得し切ってはいないけど
巨人に勝ちたいという思いは誰にも負けないと言いたげな表情で自分の班の元へ向かった。
人類の希望というのは巨人に反撃し土地を取り戻す事に加えて、
巨人と戦う兵士達に勇気と力を与える事もそうだと思った。
そしてミタビ班長も自分の班の元へ向かった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。