第37話

37話:大きな進撃
284
2025/02/01 00:22 更新
エレン
(やってやる…!
絶対に成功させる!)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(ピクシス司令の演説)
ピクシス司令
巨人が出現して以来
人が巨人に勝った事は一度もない!
ピクシス司令
巨人が進んだ分だけ人類は後退を繰り返し、領土を奪われ続けてきた!
ピクシス司令
しかし!
この作戦が成功した時、人類は初めて巨人から領土を奪い返す事に成功する!
ピクシス司令
その時は!
人類が初めて巨人に勝利する瞬間であろう!
ピクシス司令
それは、これまで人類が奪われてきたものに比べれば例えようもなく小さなものかもしれん!
ピクシス司令
しかし!
その一歩は我々人類にとっての大きな進撃になる!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
イアン
ここだ!
行くぞ!
私達精鋭班はエレンの周りを囲みながら岩の方へ向かった。
エレン
うわぁぁ!!
ビリビリビリ⚡️

エレンが手を噛むと眩い光と落雷の音を出して巨人になった。

とりあえず巨人化には成功した。

後はエレンがあの岩を持ち上げられるかどうか…。
エレン
うぉぉぉ!!
ミカサ
(人間の比率で考えれば、あの岩を持ち上げられるとは思えないけど
きっとエレンには私達を導く強い力がある)
するとエレンの動きが少し変である事に気がついた。

ミカサの方へ歩きながら腕を出している。

まさかミカサを敵だと認識している…?

まずい!
あなた
ミカサ!
ミカサ
はっ!
プシューッ

ドガンッ!🤛

私はミカサを抱えエレンの攻撃をギリギリの所でかわした。
あなた
大丈夫⁉︎怪我は?
ミカサ
平気
ただ、右目の下を切ってしまった…
あなた
あ…
後で手当てするよ
まずはエレンがど__
エレン
うぉぉぉぉ!!
ドガンッ🤛

ザク…

またギリギリの所で避けられたけど、右手にレンガの破片が当たり怪我をしてしまった。

まずい…
あなた
あれ、何ともない…
あなた
あ、ミカサ!
なんと怪我したにも関わらず私の体に変化が無かった。

5年前のあの日以降、怪我をしないよう細心の注意を払っていたので”シュヴァンの力”が発現する事はなかった。

もしかしたら”力”を使いたいとか目の前の敵と戦いたいと思わない場合は発現しないのかも。

ただ、傷が再生し始めたので念の為に持っていたハンカチで手を縛って傷を隠した。
ミカサは私の腕を抜け、エレンの顔の前まできてエレンに一生懸命話しかけた。
イアン
おい、アッカーマン!
よせ!
イアン
そいつから離れろ!
ミカサ
エレン!
私が分からないの?
私はミカサ!
ミカサ
貴方の家族!
貴方はあの岩で穴を塞がなくてはならない!
ドンッ

リコ班長が信煙弾を発砲した音が聞こえた。

エレンはまだ巨人の力を制御しきれていないのだろう。

エレンの頸から声を掛ければ、今回巨人になった目的を思い出してくれるだろうか。
あなた
ミカサ、離れて!
ボコッ🤛

エレンはまたミカサを狙ったけどミカサが避けたので自分の顔を殴ってしまった。

するとエレンは岩にもたれかかるように倒れた。
ミタビ
なんだ彼奴…
ミタビ
頭の悪い普通の巨人じゃないか…
ミカサ
エレン!
あなた
エレン‼︎
巨人に勝つんでしょ!
目を覚まして‼︎
私は口に手を当ててエレンに向かって叫んだ。
駐屯兵
イアン班長!
前方から2体接近!
10m級と6m級です!
イアン
!?
駐屯兵
後方からも1体!
12m級がこちらに向かってきます!
ミタビ
イアン、撤退するぞ!
ミタビ
あのガキ、扉を塞ぐ所じゃねぇぞ
リコ
嗚呼
仕方ないがここに置いていこう!
ミカサ
くっ…
イアン
ミカサはイアン班長等の方を凄い形相で睨んだ。

エレンを置いて行くだって…?

そうすればエレンは食われてしまう…。
あなた
ミカサ、一旦落ち着いて
私はミカサの手を握って刃を班長たちに向けるのを止めた。
ミタビ
イアン!
お前のせいじゃない、端から根拠の希薄な作戦だった!
ミタビ
いいか?俺達の班は壁を上るぞ!
あなた
待ってください!
責任は、ピクシス司令から託された人類の命運は、どうなるのですか⁉︎
ミタビ
っ…
リコ
っ…!
私の言葉を聞きミタビ班長とリコ班長は固まった。

エレンはミカサと私の大切な友達だけど今は人類の希望でもある。

そのエレンを見捨てる事は託された責任を放棄する事に等しい。

私達の行動に人類の未来がかかっているんだ。
イアン
リコ班!
後方の12m級をやれ!
イアン
ミタビ班と俺の班で前方の2体をやる!
リコ
何だって⁉︎
イアン
指揮権を託されたのは俺だ!
黙って命令に従え!
イアン
イェーガーを無防備な状態で置いてはいけない
リコ
っ!
イアン
作戦を変える
イェーガーを回収するまで彼を巨人から守る
イアン
彼は人類にとって貴重な存在だ
簡単に放棄出来る者ではない
リコ
っ!
イアン、本気なの⁉︎
イアン
ではどうやって巨人に勝つというのだ!?
イアン
リコ、教えてくれ!
人間性を保ったまま、人を死なせずに巨人の圧倒的な力に打ち勝つにはどうすればいいのか!
リコ
…巨人に勝つ方法なんて、私が知ってる訳ない
イアン
嗚呼、だから俺達が今やるべき事はこれしかないんだ
イアン
あのよく分からない人間兵器とやらのために、命を投げ打って健気に尽くす事だ!
班長等も自分達に任された責任の重さを分かっているはずだから彼等にも考える時間が必要なのも分かる。

どうか、エレンを信じて欲しい…。
リコ
…そんなの納得出来ない
イアン
リコ!
リコ
作戦には従うよ
イアン
っ…!
リコ
貴方の言っている事は正しいと思う
リコ
必死に足掻いて人間様の恐ろしさを思い知らせてやる!
リコ
犬死になんて納得出来ないからね
リコ
後ろの12m級は私の班に任せて!
リコ班長は納得し切ってはいないけど

巨人に勝ちたいという思いは誰にも負けないと言いたげな表情で自分の班の元へ向かった。

人類の希望というのは巨人に反撃し土地を取り戻す事に加えて、

巨人と戦う兵士達に勇気と力を与える事もそうだと思った。
ミタビ
行くぞ!
俺達は前方の2体だ
イアン
嗚呼
そしてミタビ班長も自分の班の元へ向かった。


プリ小説オーディオドラマ