第39話

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2026/06/27 08:00 更新
それから私たちは他愛もない話を沢山していた

最近の仕事のこと、メンバーのこと、練習生だった頃のこと



気づけば時間はあっという間に過ぎていく。


(なまえ)
あなた
ジヨンさん今日もありがとうございました。
ジアハオ
ジアハオ
すごく美味しかったし、お店もお洒落で落ち着きました。
店長(ジヨン)
店長(ジヨン)
こちらこそありがとう。是非また来てね。


ドアを開けてバーを出る。

外までの道を並んで歩く。


4月の夜はまだ少し肌寒くて

でもその風が今は心地良くて

さっきまでの余韻がまだ胸の中に残っていた。

ジアハオ
ジアハオ
いいところだね
(なまえ)
あなた
でしょ?
ジアハオ
ジアハオ
また来たい。あなたと


断る理由ならあるはずなのに。

私はもう、頷くことしかできなかった。

(なまえ)
あなた
…うん、いいよ。


今日みたいな夜が、これからも続いたら…

なんて、そんなことを思ってしまったから


私が頷くと、ジアハオは嬉しそうに微笑んだ。



___
jiahao side
帰りの車の中で、さっきまでの時間に浸るように窓の外を眺める。


こんなにも長い時間一緒にいられたのが嬉しいし、話せて楽しかった。

なにより、あなたの笑った顔をそばで見られて幸せだった。

クールで大人っぽい印象を持たれがちなあなただけど
笑うとすごく柔らかい。


あの頃、その笑顔を隣で見ている時間が、僕は好きだった。

その時間が戻ってきたみたいで、懐かしかった。



宿舎のドアを開けて、靴を脱ぐ。

リオ
リオ
おかえり。遅かったね?
リオ
リオ
誰かと会ってたんだっけ?
ジアハオ
ジアハオ
うん、ちょっと友達とね
アンシン
アンシン
ハオ哥~楽しかった?


すると、ニヤニヤしたアンシンが突然現れて
リオに肩組みながらそう聞いてきた。

今日も当たり前のように僕たちの階に遊びに来てたらしい

ジアハオ
ジアハオ
うん、まぁね
アンシン
アンシン
ふーん、後で話聞かせてね
ジアハオ
ジアハオ
時間があったらね~


そう軽くあしらいながらも
僕の口元は嬉しそうに緩んでいた。


脳裏にはまだ、ふわりと笑うあなたの横顔が焼き付いている。



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