インターホンの音を聞き、はっとする。
ジアハオもその音に気づいて、一瞬動きが止まった。
その隙に、私はささっとジアハオの腕の中から抜け出す。
さっきまでの雰囲気が嘘みたいに途切れて、急に現実に引き戻されたような感じ
慌てて髪を整えながら、インターホンの画面を確認する。
そこに映っていたのは、まさかのオンニだった。
すぐに玄関まで向かい、ドアを開ける。
突然何かと思えば、オンニは大きな紙袋を抱えて玄関に入ってきた
袋の中には、野菜や果物、それ以外にもいろいろな食べ物がぎっしり詰められている。
ありがたく受け取ろうとしたそのとき、玄関に並べられた靴をふと見たオンニ
その視線を追って、私も靴を見る
男性サイズのスニーカー。
そして、オンニはすぐに楽しそうに口元を緩めた
慌ててそう返すと、オンニははいはい、と笑いながら玄関を出ていく。
ドアが閉まり、再び家の中が静かになった。
身内に見られると、なんだか気まずい
とりあえず、オンニから貰ったものをリビングへ持って行こうと紙袋に手を伸ばす。
けれど、その前にジアハオが受け取った。















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。