おおはらMEN side
バンッ
顔いっぱいの涙を浮かべた2人の目をしっかりと最後まで見ながら俺は後ろへ倒れた
信頼する二人にまかせたからだろうか
とても自然で、心地よく感じられた
固く冷たい床と暖かい仲間の温もりを感じながら、俺の意識は次第に闇の中へと消えていった
暗闇の中で名前を呼ばれ、意識が戻っていく
目を開けるとそこには…
必死に俺の名前を呼ぶドズさんとぐりちゃん、涙を流しているきおきお、それと、、
いつものクールな感じはどこへいったのか
少し遠くから涙をこらえて、でも本気で心配している顔つきで俺の顔を見ているおんりーがいた
俺の目が開いたことにいち早く気づいたおんりーが猛スピードでかけよってきた
そう返すと、ドズルさんをはじめ4人は、俺の目線が通るように俺から見て左方向を向いた
そこには、自分で殺してしまった人、騙してしまった人など、市民sideのみんなが穏やかな顔や同情の顔をして俺の顔をじっと見ていた
一度深呼吸をして、口を開く
そこにいる全員が各々涙をこぼした
後悔の涙なんてどこにもなかった
そして…
全員が戸惑いの顔をしたのも束の間、市民sideのみんなの足場がさっと消えた
いち早く情報を理解したルザクくんが叫ぶ
暗い言葉のひとつも飛び交うことなく、市民sideの5人は現実世界に帰った
おんりーがそう言い上を見上げると、みんながそれにつられて同じ場所を見上げた
先ほどまで真っ暗だった上空には、澄みきった青い空に、みんなのメンバーカラーの虹が綺麗に輝いていた



























編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!