第4話

二話 再会?
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2026/03/23 15:20 更新
スマイル視点

どーも、スマイルこと須磨岡笑斗です。現在、自分が行ってたという高校へ来てまーす。

…誰に向かって言ってんだこれ?

ま、いっか
先生
お、笑斗!退院おめでとう!!
職員室に行き、最初に声をかけてくれたのはthe熱血教師という感じの先生だった。
須磨岡笑斗
ありがとうございます…ところで…
先生
おっと、そうだった記憶喪失なんだってな。俺は笑斗の担任だ。困ったことがあればすぐに相談してくれよな!
須磨岡笑斗
はい…
学校に来るなんて軍学校以来だからなんだかむず痒い。
須磨岡笑斗
(あいつらも軍学校で出会ったよな…)
もしかしたら、この学校にも誰かいるのかも…なんてな
先生
んじゃ、教室に案内するからしっかり着いてこいよ。皆お前が居なくなって悲しんでたぞ~
須磨岡笑斗
はい…
須磨岡笑斗
(どうやら笑斗はクラスの人気者だったみたいだな。はたして、俺にその役割が務まるのか…)
まだ始まってもない学校生活に少々不安を抱えつつも教室についた。

ガラッ
先生
おーい、席につけ~!!
先生が扉を開けると複数人の生徒がこちらを向いた。

そして、俺に気づくなり俺の周りには人だかりができた。
モブ
え!笑斗じゃ~ん!!元気してた?
モブ
久しぶり~、もう大丈夫なの?
そう質問責めに遭う俺に先生が助け船を出してくれる。
先生
はいはい、笑斗のことは今から説明するから席について静かにしろ
やっと俺の周りから人が居なくなり、クラスを見渡すとふと一番後ろの席に座っている人に釘付けになった。
だって…











緑色の彼によく似ていたから。
シャークん?
 
先生
…ということだからまた楽しい思い出作ってやれよ!
モブ
はーい
そうこうしている内に俺の説明が終わったらしく、指定された自分の席に座った。
須磨岡笑斗
(流石に近くないか…)
もしかしたら彼の近くに…と思ったが俺は教壇の真ん前いわゆるアリーナ席になった。

チャイムが鳴り、1限目が始まる。
須磨岡笑斗
(昼休みに彼に話しかけてみよう。)
そんなことを思いながら目の前のことに集中した。
キーンコーンカーンコーン
先生
はい、それじゃあ起立、礼
モブ
ありがとうございました
4限目が終わり、昼休みが始まった。

昼飯は各々好きな場所で食べて良いとのことだったのでせっかくなら彼と一緒に食べようと思い、席を立つ。

すると、近くのクラスメイトが俺を呼び止めた。
モブ
なぁなぁ一緒に食べねぇ?
須磨岡笑斗
あぁ、ありがとう。でも俺、アイツと話してみたいから…
と断ろうとしたら、相手から思ってもみなかった事実を聞いた。
モブ
やめとけ、アイツここらでは有名なヤンキーだからさ
須磨岡笑斗
え…?
確かにシャークんに似ているからという理由でついそんなことないと思ってしまったがよくよく考えてみればアイツはまったくの別人かもしれない。
須磨岡笑斗
モブ
な?だから俺たちと…
須磨岡笑斗
すまん、やっぱりアイツと食べるわ
そう言い残し、俺は教室を出ていった彼を追いかけた。



幸いまだ遠くには行っておらず、すぐに捕まえることができた。
須磨岡笑斗
シャー…じゃなくて、えっと…
シャークん?
鮫島
須磨岡笑斗
え?
鮫島翠
俺の名前だろ?俺は鮫島翠。
須磨岡笑斗
あぁ、よろしく。…あの!
鮫島翠
昼飯だったら一緒に食べねぇよ
須磨岡笑斗
え、なんで…



鮫島翠
だって俺、お前のこと嫌いだから。それじゃ、二度と話しかけてくんなよ
そう言って彼は去っていった。

もしかしたら、本当にシャークんではないのかもしれない。言動も荒っぽいし…

でも、あの苦しんでいるのを隠そうとする顔はよく似ていた。

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