「…んっ?」
目を開ければ、いつも通りの天井が目の前にあった。
隣を見れば、勿論みなとも寝てる。
あれ?寝ちゃったんだっけ?
何かあんま記憶無いんだけど…
みなとにお出迎えされて…
安心したら眠くなって…
どうやってベッドまで来たんだろ?
可愛らしい寝顔を見ながら考えてみても、イマイチ思い出せなかった。
まぁいいや。
みなとが起きたら一緒にお出かけしよう。
風邪ひいた事にしてるし、仕事は数日休んでも問題ないだろう。
そんな事より今は少しでもみなとと過ごしたい。
やっと普通のデートが出来る。
そんな事を考えていたら、テンションが上がって一気に目が覚めてしまった。
早く起きてくれないかな…
いや、このまま寝顔を観察してるのも幸せなんだけど。
まぁいいや。
今日1日ゆっくり過ごそう。
俺はそのままみなとの寝顔を観察し続けた。
しばらく観察を続けていたら、モゾモゾと動き出したみなと。
そのままゆっくりと目を開けてこちらを見てきた。
まだ少しぼんやりとしている視線と目が合って、自然と緩む口元。
「みなちゃん、おはよ」
「おはよぉ〜」
いつもの甘えたなふにゃふにゃした声。
そのまま抱き着いてくるみなと。
何か唸ってるし、まだ少し寝惚けてているんだろうけど、そんなら所ですら可愛い。
「お腹空いたぁ…」
眠たそうに目を擦りながら、欠伸混じりに言うみなとを見て、少しだけ吹き出してしまった。
「ご飯食べよっか?」
「んー…」
返事とも取れない返事をして、更に甘えてくるみなと。
やっぱ幸せだなぁ…
きっと、これからはもっと幸せなんだろう。
みなとを縛る物はもう何も無いんだから。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。