『翌日』
【ワンダーステージ】
あーもーなんかイライラする
この恋は諦めようって、そう決めたのに
えむをみてると……モヤモヤする
そう思いながらボーッと歩いてたら何かにつまづいて転んでしまった。
『ドテッ』
類がヒョイっと拾い上げるとそれを私の前まで持ってきた
そこには結構デカ目な石があった
それもその通りだ
けど━━━━━━━━━━━━━━━
えむは悲しそうな顔をして私も見つめた
えむはニコッと笑うとフェニランの出口まで送ってくれた。
3人に見送られて家に帰った。
別に。何ともない。風邪も引いてないしそれどころか疲れてなんかない。まだ全然動ける
……あれは。恋だ
諦めるなと言い張る『恋』。
でも、私は諦めたい。
それはえむのためになるのだから
そう呟きながら家の鍵を開けて部屋に入っていった。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!