第12話

良い奴の山田。あと宣伝について。
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2021/10/29 06:48 更新
???
……起きろ。
くず
くず
ん?……あー……
俺は男の声がした方に背を向けて気だるそうな返事をした。
寝起きに聞くのが野郎の声なんて最悪。

ってか俺なんで知らん男の声聞いて…?
あー、そうだ。連れ去られたんだ。梵天に。

つーか俺オールしようとしてたよな。結局寝たのかよ。ダサ。
???
俺が怒られるんで。
くず
くず
はぁ……
呆れたように男が言ったので少し腹が立ったが仕方がない。
もうすぐで死ぬ予定だから時間は有意義にな。

目を擦り目の前の男を見つめる。





結構美形でビビった。まぁ、目は若干隠れてるけど。
くず
くず
ところであんた誰?
???
よくそんな冷静でいられるな。
こんな状況に慣れてるのか?
くず
くず
質問を質問で返すなよ…
んー、まぁ慣れてはないけど。
???
そうか…
そいつは少し考えたような素振りをした後またこちらを見つめた。
それにしては俺なんか忘れてるような気がするなぁ…
そんな考え事をして俺は男の顔をジロジロと見つめる。男は少し戸惑っていた。















………………そうだ。ハニトラ。
くず
くず
それでおにーさんの名前は?
寝起きなので油断してさっきは素を見せてしまったが
意識がハッキリとした今、意識して可愛い子を演じられる。

……でももう手遅れか。
しかもこいつ首にキスマが着いてる。口紅着いてるし。
手早そうだし、俺が媚び売ったらすぐ手だしてきそー。やめとこ。
???
俺の名前は……
山田
山田
山田。
くず
くず
ブフッ
思わず笑っちまった。
世間一般的な普通の苗字なのに……何故かツボってしまった。
疲れているのだろうか。
山田
山田
……??大丈夫か、頭おかしくなったのか
くず
くず
違います。
山田
山田
そうか。
俺より若そうなのに落ち着いた雰囲気で大人っぽいな。
俺もあーゆー言葉使ってみよっかな。
いや、柄に合わねぇからやっぱいいや。
くず
くず
んで?
山田サンは何でここに?
山田
山田
あー、飯を渡せって上司から言われてな。
スクラップにするまでに死なれちゃ困るし。拷問して情報渡して欲しいらしいし。
くず
くず
その上司の名前は?
山田
山田
言えないな。
口止めされてるからな。
ぜってぇあのツリ目野郎だろ。
あいつ性格悪そうだし、携帯没収したのにここまで根張ってるのはあいつだけだ。
くず
くず
……そ
山田
山田
ほら。これ飯だ。
くず
くず
ありがとさん。
と床に置かれた飯はなんとも言えない。
必要以上に出費を抑えた…みたいな。
量も少なくないし多くもない。いや少ない方か。

やっぱあのつり目で間違いねぇな。
くず
くず
はっ…
思わず乾いた笑みが出る。
すると山田は不思議そうな顔でこちらを見つめてきた。
山田
山田
……?
まぁいい。さっさと食っとけ。
くず
くず
おー。
俺は目に付いたパンに手をつけ齧りとった。
くず
くず
うん。普通だ。
山田
山田
当たり前だろ。
くず
くず
まぁ、そうだな
俺は早く完食しようと手を速める。
わざわざ食事を用意するんだ。変なもんは入ってないだろう。
アンケあざした。
梵天のほのぼの?日常。に決定です。
男主、女主とか全く居ないんでお願いしまーす。

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