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第48話

forty seven
358
2025/09/09 11:00 更新
ぽろぽろと、心の底から零れ落ちるようにーー


私が何か言おうとしても、

壱馬は止まらなかった


自分でも止められなかった


ようやく沈黙が落ち着いたとき、


そっと、壱馬の頬に手を添えた

(なまえ)
あなた
壱馬……もう、話してもいい?

壱馬は、涙で滲んだままの視線で、私を見た

まるで....

「まだ言わんでええ」と言いたそうな表情のまま──

それでも、無言で小さくうなずいた


私はゆっくり言葉を紡ぐ
(なまえ)
あなた
……実はね、お母さんから連絡が来て
(なまえ)
あなた
“そろそろ壱馬くんに会ってみたい”って言われたの

壱馬の目が、少しだけ見開かれる
壱馬
壱馬
......え?

私は小さく笑いながら返した
(なまえ)
あなた
私からじゃなくて、お母さんからなの☺️
(なまえ)
あなた
前に一度だけ壱馬の話をしたとき、なんかすごく安心したって言ってて……。
(なまえ)
あなた
だから、ちゃんと会って挨拶したいって


(なまえ)
あなた
私の“大事な人”だからって☺️


壱馬は、ぽかんとしたまま固まっていた

(なまえ)
あなた
……それを伝えたかっただけなのに、急に“別れたくない”なんて言うから、何が起きてるのかと思ったよ……
壱馬
壱馬
......
(なまえ)
あなた
壱馬が不安に思ってた気持ちも、ちゃんと伝わってる。
でも私は、壱馬のこと呆れたり嫌になったりしないよ
(なまえ)
あなた
かいくんと話せたのは、すっごく久しぶりでビックリしちゃって....、壱馬のこと気持ち、考えれてなかった.....ごめんね
(なまえ)
あなた
でも、
私が笑っていられるのは、壱馬が隣にいてくれるからだよ

壱馬は、こくんと喉を鳴らして、

ぎゅっと力強く抱きしめてくれた
(なまえ)
あなた
伝わってなかった...かな?私の気持ち
壱馬
壱馬
……ごめん。ほんまに、俺、アホや
(なまえ)
あなた
うん、ちょっとびっくりしたw
壱馬
壱馬
でも、嬉しい……めっちゃ、嬉しい……
壱馬
壱馬
ほんまに、俺でええん?
(なまえ)
あなた
何言ってんの?
(なまえ)
あなた
最初から“壱馬がいい”って決まってるよ🤭
そう言って微笑むと

壱馬は顔をくしゃっと歪めて、


笑いながら涙をこぼした

壱馬
壱馬
ほんま、しあわせや……
(なまえ)
あなた
でも……その代わり、ちゃんと礼儀正しくしてね?
壱馬
壱馬
任せとけ。背筋ピーンで行くわw
(なまえ)
あなた
それ、ちょっとこわいw
壱馬
壱馬
大丈夫。あなたの隣なら、緊張も吹っ飛ぶ気がする
(なまえ)
あなた
……ほんと?
壱馬
壱馬
ほんまや。ずっと隣におってな?
(なまえ)
あなた
うん!もちろん☺️


壱馬の両腕の中で、私はそっと目を閉じた



不安も、嫉妬も、全部が溶けていくような

温もりに包まれて──

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