hrt side
焼き鳥を食べに行ってから2日が経った。今日は事務所での練習。明日はまたリハ。
いい感じに練習は進んでました。
練習が始まって早5時間、元気なはずだった俺の体に異変が。
なんか痛いわけじゃないんだけどさ、違和感というかムカムカする感じ。とりあえず腹ん中が気持ち悪い気がする。
まあそんなダンスに支障が出るほどではないし、なんとかなるでしょう。昨日何食べたっけな。
練習が終わり、家に帰ってきました。
腹の違和感は徐々に強い痛みへと変わり、とうとうソファーに座ったきり立ち上がれなくなった。
俺まじ昨日変なもの食ったっけ、もう最悪。明日リハなんですけど。
誰かに連絡するべき?いやーもう遅いしな、あー最悪。最悪しか出てこないわ。
これ明日までに治んの?いやまじ治れ。明日は一番大事なリハなのに。治んないと許さん。
プルルルル…プルルルル…
こんな時にー。
あぁー、痛いー。
やべ。
はぁ、柾哉、大事な仕事の話っていうのは分かってんだけどさー、今じゃなくていいだろー。
こっからはもうトイレと寝室の往復。これほんとにやばいやつだよね。変なもの食ってないってー。
とうとうトイレから出れなくなってしまった。
あーしか言ってません。なんか体熱いのに冷や汗出てて気持ち悪い。あー、俺このまま倒れちゃうんじゃね?
目を開けるとトイレの中で、あー、このまま寝ちゃったんだなって。しんど。今何時、
はいリハ余裕で始まってる時間です。INIのグルラでも俺へのメッセージが大量に送られている。
とりあえず…マネさんに電話か?
重い体を上げて準備を始めた。
威尊は鋭い。でもばれるわけにはいかない。大事なリハ、一人かけたら現場が狂う。
正直、腹痛は全く治っていない。吐き気も倍増。家出る前に熱測ったら38.1℃。
この後はもう記憶ないくらい動いて動いて動きまくる度に倒れそうになった。でももう誰にも頼れない。最年長だし、1時間半遅刻したし。
やっと終わった…。




















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。