時空的には 4話と5話の 間くらいです
ラテは 華奢な 白く細長い指で アイスの袋を
ぺりぺり と 開封していく 。
その音は とても小さく 、風と海の高波の音で 、
すぐに 掻き消されていった 。
私が 聞き返したものの 、ラテは 溶け始めている
バニラアイスを 拭い取って 食べていた 。
… この狼さあ … 。
ラテは 汗ばむ 魅惑の首を カラカラと 鳴らして 、
ゆっくり 笑いこんだ 。
あーーー いちいち 可愛いのだけ ほんと辞めてくれ
何も食べてないけど 吹き出しそうになる 。
今 、いまなんて ??
… うーわ 、確かに そんなこと 言ったなあ
あ" あ" あーーーーーーー 私 弱すぎだろ !!!
両想い確定なら もう付き合えるって アホ !!!
ラテは 堤防から ぴょい と 飛び降りる 。
ラテは ビビり散らかして 照れまくる 私をよそに
ズンズンと 近付いてくる 。
キリッと 整った その瞳 。
艶やかに 漆黒を棚引く 美しい髪 。
フサフサとした 可愛い耳 。
全てが 私には 程遠く見えて 、釣り合わないとさえ
思ってしまう 。
… いや 、実際 釣り合わないだろうな 。
ラテは 、私の唇に 柔い人差し指で 触れる 。
やばい 、むりだ 、可愛すぎる
ああ 、ありがとう ラテ
貴女は 私の …… __________
いや 、違う
私だけの 、天使だよ 。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!