第2話

mtmm①
85
2026/09/17 14:34 更新




メテヲさん→男

めめさん→女




近所のお兄さん ✕ JK

近所のお兄さんっていうのがいい✊

今回はマジでめめさん総受けじゃなくて、めめさんが主人公の話です

受け要素皆無❌️



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めめんともりSide


私の近所には、大学生のお兄さんが住んでいた。

対して仲良くはない。

朝私が学校に行くときにたまたま出会う、というワンパターンのみ。

だけど、私はそのお兄さんが好きだった。

普通に顔がカッコいいし、私の話もよく聞いてくれる。

そんなの、惚れるしかないでしょう。


「…あ、おはようございます。」


その日はたまたま少し早く家を出た。

日直だったから。

だが偶然お兄さんも早く家を出ることにしたようで、お互いドアを開けたまま棒立ちしていた。


「おはよう、今日早いね。」

「今日日直で……」

「大変だね〜、日直って響き何となく懐かしい」

「もうそんな年ですか……。」

「ちょッ、まだ20才だから!!」


私がボケて、お兄さんがツッコむ。

学校には軽口を叩ける存在がいなかったため、お兄さんの存在はありがたかった。


「ふふっ…」

「あ、笑った。」

「笑ってないです」

「そこ張り合ってどうすんのさ。」

「悔しくて…?」

「疑問形??」


一歩一歩踏み出しながら話す。

くだらない時間だけど、その時間が私は大好きだった。


「あ、そうだ。今日言いたいことあってさ〜」


お兄さんは何かを思い出したかのように私に向き合った。

いつもの脳天気な表情だけど、少し嫌な予感がして。

胸の奥がチクリとした。


「俺、引っ越すんだよね。」

「……え。」


時間が止まったかのように感じた。

せっかく早く家を出たのに、それが無駄になってしまいそう。


「な、何でですか。」

「俺が行きたい就職先が関西でさ。どうしてもそこ行きたくて。」

「……絶対?」

人間は欲深き生き物で。

本人が「どうしても」と言っても「行かない」という言葉を求めようと足掻いてしまう。

引っ越して、お兄さんの離れるビジョンが見えなかったから。

もう事実は変えられないのに、

それでも私は「違う」という言葉を聞きたかった。


「うん、絶対。」


脳天気な表情とは一転して、その表情は目はとても覚悟が感じられた。

無理だ、と感じた。

お兄さんには私と通学路を歩く未来より、就職先で働く自分のビジョンが見えていた。

過去をずっと追いかける私と、未来を見ているお兄さんでは生きている世界が違う。

無駄な足掻きだったんだ。


「そう、ですか。」

「頑張ってください、応援してます。」


泣きたい気持ちを抑え、ニコリと笑う。

本当は「もっと一緒にいて」って言いたかった。

本当は「行かないで」って言いたかった。

本当は、本当は、本当は……


そんなことを考えているうちに、学校にいつの間にか着いていた。


「あ、芽々ちゃん!おはよう!」

「、おはようございます。」

「今日体調悪い?顔真っ白だよ。」

「そうですか?ちょっと夜更かししすぎたかもしれませんね。」


こんな気持ちになるなら、お兄さんに恋なんて…

そんなこと思ったって、今の現状も、気持ちも変えられない。

お兄さんのこと、ちゃんと好きだもん。



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