renjun side
ずっと前から思っていた。
なんだかずっとここにいるっていうのは違う気がする、って。
僕はもう死んでるのに、この世の人とこんなにも関わっていいのだろうか。
ヘチャニは大丈夫そうな素振りを見せるけど、実際、結構気にしてることもあると思う。
haechan side
人目?人間関係?
勿論気にしてたよ、そんなこと。
ロンジュナが人間じゃないってこと忘れて、街中で会話した時、すれ違う人全員に二度見されたよ。
大学でも多くの白い目が僕の方を向いてきて本当にビビった。
でもそんな事気にしてる以上に俺はロンジュナが好きだ。
俺って本当にバカだよな、
なんでこんな奴の事好きになっちゃったんだろう。
人間ですらない存在に心を奪われるなんて考えてもなかったよ。
俺は自分に害があってでもロンジュナと一緒にいたい。
俺が死ぬまで、いや死んでもあの世で一緒に過ごしたい。
一生実質独り身で生きていてもいい。
そう思ってたのに、なんでそんな事言っちゃうの…?
ロンジュナの茶色がかった瞳を見つめると、冷たい風が頬を通った。
先程までは綺麗だった夕日も、今ではだいぶ紺色の空に変わってきている。
1週間か、
長いようで短い1週間。
確かにお互い、自分を見つめ直すにはいい期間かもしれない。
寂しいことに変わりは無さそうだけど、それが本来の自分だから今の生活に慣れてはいけないんだ。
俺はそう心に決めてロンジュナのお願いを受けることにした。
再びロンジュナの瞳と目を合わせた。
車に乗り込むと、さっきとは違う静かで心寂しいような雰囲気に包まれた。
俺は思いっきりハイビームをつけ、右足に力を込めてアクセルを踏み込んだ。
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つづく
ふぁぁぁ全然更新出来てなくてごめんなさいまぢで。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!