車から降りて、広がる砂浜の水平線を一望する。
めちゃ綺麗…。
ロンジュナも辺りを見回しながら気分を高くしている。
うんんんきよお。
夏休みに、よくお父さんと、お母さんと、お姉ちゃんと、一緒に海で遊んだ思い出が頭をよぎる。
…懐かしいぜ。
あの頃はまだなんも辛いことなんてなくて、純粋なまま生きてたのに…。
今となっては都会で1人、ぽつんと暮らしている。
友達はいるけどねん。
ふとロンジュナを見ると、ロンジュナも僕と同じような顔をしながら景色を眺めていた。
諦めたかのような顔で笑いかけるロンジュナ。
正直聞きたかった。
でも、図々しいかな、とか、色々考えてしまって、すぐに返事ができない。
だからロンジュナの学生証の写真はやつれた顔だったのか。
疲れたような顔をしているロンジュナが頭に浮かぶ。
…全然笑えない。
すげぇ家系だなという驚きが未だに残りながらも、ロンジュナの辛い日々が頭の中で描かれる。
毎日、毎日、重いプレッシャーに潰されながら努力して、精神病になるまでそれを続けたロンジュナを。
自分も沢山辛いことはあった。
高校受験も大学受験も、普段の生活だって。
でも、なんていうか…
お世辞を言うつもりはない。
ただ、本当に凄いというか、ロンジュナの生きた証っていうか、そんなものが分かった気がする。
語彙力なくなるね。
ロンジュナはうっすら涙を浮かべながら笑う。
少し腫れてて、赤くなっている目が細くなってかわいい。
笑ってくれて、嬉しいな、
_____
つづく
親に、結局は努力より結果って言われたんで書きました(え
ちなみに朝起きてはカフェイン摂取とは私のことです。
(夜まで勉強してるかは知らん)
みんな一緒に勉強がんばろうなぁぁぁ!!!
でもこのロンジュン君みたいに無理するんじゃないゾ!!












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。