第5話

hrtu
72
2024/03/07 09:05
『はぁー、めっちゃ疲れた』

加賀美「今日、珍しく三本撮りだと思ったら」

不破「思いっきし体動かす系やったなぁ」

甲斐田「ですね~」

加賀美「今日も打ち上げ行きます?」

不破「行く行くー!」

甲斐田「今日は遠慮しときます」

『僕もー』

加賀美「剣持さんはいつもでしょう」

不破「じゃあな〜、もちさんと甲斐田ー」

加賀美「また次の撮影でー」

甲斐田「さよーならー」

『はーい、また今度ー』

『で、甲斐田くんのお話というのは?』

甲斐田「もちさん、僕気がついちゃったんです」

『なにを?』

甲斐田「とぼけないでください、手首のこと」

『あー、気づかれちゃいましたか笑』

甲斐田「気付きますよ、研究者ですから」

『それで、なんですか?止めようとしたって無駄ですよww』

甲斐田「ッッそんな苦しそうな笑顔で言わないでよ」

『ッそんなことないですよ』

甲斐田「もちさん…僕もちさんがどんな人でも受け止めてます」

「だからッ助けてって言ってよ!!」

(後輩にこんなこと言わせるなんて)

(でも、助けて欲しい)

『助、けて甲斐田くんッ』

甲斐田「もちろんですっニコッ

「とりあえず手当てしましょ」

『はい、、』




『甲斐田くん、聞かないの?』

甲斐田「聞かないですよ、もちさんが自分から言いたいって思えるまで」

『僕が話したいって言ったら聞いてくれる?』

甲斐田「当たり前でしょ」

『実は、ーーー』

甲斐田「もちさん、一回現世から離れて桜魔に来てみますか?」

『ぇ、なんで?』

甲斐田「もちさんは逃げるっていう選択肢に目を向けてください」

『僕、逃げたよ?』

甲斐田「そうじゃ無くて、勉強しないといけないっていう空間から離れてみるんです」

「そうしたら心は軽くなるかもしれませんし」

『でも、いいの?』

甲斐田「いいですよ、だって夏休みなんだからひと夏の思い出作りってことで」

ありがと甲斐田くん』

甲斐田「ふふっ、どういたしまして」

『でも、どうやって説明しよう』

甲斐田「そうですねぇ、、彼氏と同棲してくるとか笑」

ボンッ///なんてこと言うんですか!!』

甲斐田「あははは〜」

好きですよ、ずっと前から

甲斐田「ッッ///えっ!?」

『どうかしました?』

甲斐田「今、ずっと前から好きだって//」

『えっと、、はい

『ずっと前から(((』

甲斐田「僕に言わせてください」

「ずっと前から好きでした、僕と付き合っていただけますか?」

『、、はい!!』
一ヶ月後の本社にて

『一ヶ月間お世話になりました!!!』

甲斐田「いやいや、僕がお世話されてたよ」

『では、また!』

甲斐田「またね〜」

チュッ

『大好きですよ、晴くん!!』


[剣持が去った後]


甲斐田「ズルすぎだろ、あの先輩、、///」

「ほんと、生意気なのか素直なのか分かんないって//」

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