第4話

hrtu
86
2024/03/03 09:03
剣持視点
先生「テスト返却するぞー」



(今回はしっかり勉強したし、結構いい点だろ)


先生「剣持ー、悩み事があるなら相談しにこいよ


そう言われて、テストに目を向ける


『ッッ何この点数…』


そこには、デカデカと65点と書かれていた

(どうしてッ、ちゃんと勉強した筈なのに)






        『こんなの僕じゃないッ



深夜1時



『もっと、勉強しないと』


ガチャ

母「刀也、早く寝なさい」

『うん、もうちょっとしたら寝るから』

母「勉強のし過ぎは体に毒よ」

『うん、おやすみ』

母「おやすみなさい」


『母さんにバレちゃったしもう寝よ』
(今回のテストは流石に出来ただろ)


先生「次、剣持ー最近顔色悪くないか?


『そんなことないです』

僕はあの夜から毎日同じことを繰り返した。それは、、同じ事を繰り返さないようにする為だったのにまた同じことをしてしまったッッ…
 
(僕、もっト勉強しないとッ)



二週間後

先生「今日から夏休みだが、ハメを外しすぎないように」


僕は、ずっと続けてきた剣道部を休部させてもらった。だから勉強に集中できる筈だった


父「刀也ー、俺達皆んな今日から2週間くらい家空けるからな」


『はーい、いってらっしゃい』


剣持家-剣持「いってきます」


ピコンッ


ガッくんからだ

「明日、遊びに行きません!?」


『すみません、部活なので行けないです』

「そっすかー!頑張ってくださいッス!」



『部活なんて行ってないのに、嘘ついちゃった』


『テストで点は取れないし、嘘をつく僕なんて本当に必要なの??』  



誰もいやしない部屋で呟く



『ッ必要なわけ無いじゃんもっと勉強しないと』


コクッコク


『眠たくなってきちゃった』

でも、勉強しないと

キランッ

カッターが目に入る

そうだッ、カッターで傷をつければ眠くならないで済むかも


試しにカッターを手首に当て切ってみる



シュッシュッ



『ッッ眠くない……!』


とりあえず、血が出てるし絆創膏でも貼って置こう

….

翌朝


『えーっと、今日はろふまおか』


手首の傷が開かないように包帯にしとこ


傷を少し触ってみたけど、、


『痛くない、痛くない!!』


なら、もっとしても大丈夫じゃん

まあ、そんな事置いといてスタジオ行こ今日は3本撮りだしすぐ終わるだろう
『おはようございます〜』

加賀美「おはようございます、剣持さん」

甲斐田「おはよー、もちさん」

『珍しいですね、甲斐田くんがもう来てるの』

甲斐田「そうでしょー、実は」

『へぇー』

甲斐田「もちさん、聞く気なかったでしょ!」

『そんなことありませんよ』

甲斐田「もうっ!もちさんったら」

『あはは〜』

甲斐田「スンッスンッもちさんー、撮影終わった後ちょっと時間あります?」

『ありますけど、どうしたの甲斐田くん』

甲斐田「いやー、ちょっと相談したいことが」

『ふふん!なら任せてくださいよ、先輩に!』

甲斐田「うわー、頼もしいー」

『甲斐田くん絶対思ってないでしょ、ねぇ!!』

甲斐田「そんなことないですよ〜」

D「収録始めまーす」

「「『はーい』」」

不破「はーい」

『いつ不破くん来たの!?』

不破「にゃはは〜」
次に続きます

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