周りを見張るのは狙撃の2人だけにして 、 必要な人は全員戻って来た 。
流石過ぎて何も言えない 。
と云うか 、 電話してる最中でさえも警戒なのか姫抱きのままとか 、 笑えないんだけど 。
暑苦しくないの ¿¿ そんな服着てさ 。
ジンが睨んでくる 。
成程 、 喋れと 。
電話からは何も聞こえない 。
代わりに姫抱きが解かれて床に押し付けられる 。
カチ 、 と云う音がして頭に銃口を突き付けられる 。
つまり 入らないなら死ね 、 と 。
まぁ そうなると思ってたけどさ ¿
チッ 、 と 舌打ちが聞こえた後放してくれた 。
肩が痛すぎる 。
もうちょっと抑え方と云うものがあったろ 。
本当に待って 、 其れは無理 。
ほぼボスの側近 ¿
冗談じゃない 。
入って直ぐだし ¿
せめて知り合い欲しいし 、 ジンの下くらいにさせてよ ¡
マジで ¡¡
何か睨まれてる気がするけどしょうがない 。
これは自分の生死を分ける問題なんだ ッ
嫌だよ ¡
其の後 、 電話が切れベルモットの電話が鳴って終わった 。
モルトウイスキー … 。
蒸留酒じゃない ¿
検索したらモルトウイスキーとスコッチの違いとか出るけど 。
確かね 。
ベ 、 と舌を出して揶揄うと 、 後ろからジンに舌を引っ掴まれた 。
酷いな もう 。
離して貰えた瞬間しゃがんでせき込む 。
あ ‐‐ 、 舌千切れるかと思った 。
マジで 。
そんなこんな話している内に 、 段々意識が保てなくなっているのに気付く 。
アレ 、 肩の撃たれたのって誰も止血してくれてないんだっけ ¿
そう思って彼等の方を向いた時にはもう遅かった 。
そのままぐらっと体は傾き 、 意識は深い闇へと沈んでいった _
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。