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第5話

Part4
32
2024/03/20 04:47
雀の鳴き声が響いた







ゆっくり起き上がった僕は嘘のような、まるで夢の国に来ているかのような、そんな景色を目の前にした








見ると、夏なのに桜が雪のようにゆっくりと舞っていて










とても綺麗な光景だったが、とても現実とは思えない









僕は目を疑った








しばらくして足音が近づいてくるのがわかるぐらい足音が大きくなった









一体誰がなんのために?









分からない。ここにいる理由が思い当たらない








そういえば、昨日寝たんだったな









ならば、これは夢か








そう思っていた。いや、そう『思いたかった』

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