舜斗くんはまた頭を抱える。
そして、しばらくもじもじしたあと、ふうっと息を吐いて、私の目を見た。
ちょっとだけ拗ねた顔をしてみた。
舜斗くんがそっと私に向かって手を伸ばす。
その手を取る。
夜風が冷たいのに、手のひらは暖かかった。
舜斗くんが小さく笑った。
舜斗くんが横でごろごろしながらさらっと私の方を見た。
私はスマホを開いて、行きたい場所を探す。けど、なんとなくすぐには決めたくなくて、わざとゆっくりスクロールしてみる。
舜斗くんが肩に顔を乗っけてスマホを覗き込んでくる。こうされるのが好きだった。
グループラインを開いて、「また今度みんなで遊びに行こ!」ってメッセージを打つ。すぐ「いいね!」とか「賛成!」とか、いつものみんなからの返信が返ってきた。
舜斗くんは私の髪に顔を埋めたまま機嫌が悪そうにグループラインを目で追って、
むうっと拗ねた舜斗くんに肩を食べられた。
舜斗くんは、もごもごと私の肩に顔を埋めたまま、小さく言った。
舜斗くんはぐっと私を引き寄せて、今度は髪じゃなくて、私の頬に鼻を擦りつけてくる。
私が笑いながらスマホを見るとグループラインはすっかり盛り上がっていて、「バーベキュー楽しみ!」とか、「あなたちゃんと舜斗は買い出し係な!」とか、どんどん予定が決まっていく。
舜斗くんが、ちらっとその画面を覗いて、ため息をついた。
なんか最後しゅんとさんのキャラに合ってなさそうで辛い、🫠🫠












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!